ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #69137 / 本
- 発売日: 2009-04-15
- 版型: 文庫
- 514 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
辻村 深月
1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒。『冷たい校舎の時は止まる』(講談社文庫)で第31回メフィスト賞を受賞し、デビュー。エンターテインメント界に現れた期待の新人として注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
現代の罪と罰とは?
不思議な力を持った男の子と,事件に巻き込まれてPSTDになった仲良しの女の子を取り巻くファンタジー,
という仕立てになっているが,扱われているテーマは現代的な愉快犯への「罪と罰」である.
自分で反省するはずのない犯罪者に何を持って償わせるのがふさわしいのか?
難しい命題を少年らしい視点から描いていて,みずみずしい純粋さ,
ナイーブさが伝わってくる.
単純な感動というだけでない,なつかしさや忘れていたひたむきさを呼び起こされるような読後感.
こういう小説に出会うことはなかなかない.
これを,少年と年長者の単なる禅問答にしてしまったら
退屈極まりない小説になっていただろうが,
「不思議な力」の謎解きとして進めるところに,
ストーリーテラーとしてのうまさを感じる.
さりげなく張られた伏線も最終章で見事にまとめられていて,
ジュブナイル的な予定調和だけでないハッピーエンドを作り上げている.
筆者の作品は「冷たい校舎〜」,「凍りのくじら」と読んできたが,
小説の構成力が急速に成長していてびっくりした.
文句なしの傑作.
罪とは。罰とは。
初めて読んだ辻村作品がこの『メジャースプーン』だったことを感謝します。
これは10歳の男の子に語らせているだけであって、誰でもが考えなくてはいけない「罪」と「罰」の物語。
その中に少しクラスメイトより大人になってしまった10歳の少女の心境、そしてこれからの10代の苦悩を予感させる物語。
秋先生によって説明される罪と罰。
これは大人である私にも答えが出ない深い問題です。そして子供だから出来る大胆な行動。
思わず12歳の娘、17歳の息子にもこの本を勧めてしまいました。
この作品が他の辻村作品とリンクしているのがわかって、他の作品も読みましたが、この『メジャースプーン』を超えているとは思えませんでした。
でもリンクは面白くて好き。伊坂氏のようにさりげなさがないから、どちらかというとリンクというより連続作品という感じかな。
秋先生の今後の活躍を期待しつつ、でもこの辺でもっと違うタイプの本になって欲しいな...。
10代の解説ももうそろそろ終わりでもいいかも。新たな飛躍を期待しています。
起承転結の承転が少しインパクトが弱いような
読売新聞の読書紹介の記事で読んでおもしろそうだなと購入しましたが出だしはいいが途中は非常に退屈に感じました。ただ若い作家だけあって現在世の中の世相を取り入れられていると思います。





