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考える技術 (講談社文庫)

考える技術 (講談社文庫)
By 大前 研一

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  • 発売日: 2009-03-13
  • 版型: 文庫
  • 311 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
世界経済は急激に変化している。これまでの原則がまったく通じない新しい経済状況の中で、ビジネスマンに求められるもの―それが「考える技術」だ。論理思考を身につける具体的方法、アイデアの生み出し方、先見性を磨く術…。「思考力格差」の時代を生き抜くための、大前研一流・知的パワーアップ法を開陳。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大前 研一
1943年北九州市生まれ。早稲田大学理工学部卒業。東京工業大学大学院で修士号、マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。経営コンサルティング会社「マッキンゼー&カンパニー」日本支社長、本社ディレクター等を歴任。’95年退社。’96~’97年スタンフォード大学客員教授。(株)大前・アンド・アソシエーツ代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

「考える技術」とは「論理的に考え抜く習慣」。ひらめきも論理的思考の"山"から生まれる。4
「考える技術」(2004)の文庫化です。何気なく手にとってみたら、止められなくなって、数時間で一気読みしました。というのも、当時の5年後(2009)の状況を的確に推定できているところがあったためです。(例えば携帯電話・iPodの機能拡張の方向性) さすがに2009年現在の経済状況(金融危機を端に発した世界的不況)までは書かれていませんが、経済の捉え方は的確です("実体経済+ボーダーレス経済+サイバー経済+マルチプル経済" → "閉鎖系"ではなく"開放系"ゆえの"複雑系"(非線型性)。ソロスの著書(例「ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ」)とも共通している処があります)。

そんな先見性・直観は"論理的思考"から生まれているのであり、単なる「思いつき」とは違うのであると本書全体を通じて力説されておられます。(詳しくは本書をどうぞ) 御自身の経歴・エピソードを踏まえながらの説明は、興味深く読めました。(もともと"物理"が分かる人なんですね。「経済も物理だ!」と言い切るところは痛快です) 「人と違うことをやれ!」(堀 紘一)・「キヤノンの仕事術」(酒巻 久)・「本質を見抜く『考え方』」(中西 輝政)・「榊原式スピード思考力」(榊原 英資)・「コトの本質」(松井 孝典)・「考えるプロが明かす「思考の生活習慣病」克服法」(船川 淳志)等と共通する点が多々あって、"論理的に考え抜く習慣"には普遍性があるなぁと思った次第です。("量"が"質"に転化するわけです。問題はその"量"の蓄え方。論理に欠けると「GIGO (garbage in, garbage out)」になるのでご注意を(笑))

戒めの言葉:知的に怠惰5
「どうしてこんなことをするのですか」との問いに、「社長がおっしゃったから」あるいは「会議で決定したから」と答える上司がいます。「自分で理解していない」「自分で考えていない」などと評していましたが,本書にある「知的に怠惰」という言葉がしっくりときました。
が、この言葉は自分に対する戒めの言葉でもあります。私自身、一応理系なので論理的思考や原因究明の考え方はある程度実践していますが、とても著者には及びません。でもそこに近づくための思考方法が示されています。
もう若いとはいえない私ですが、知的に怠惰とならず、日々知的な向上を目指し、死ぬ時が最高であればいいなと考えています。そのための手段や方法など、参考になることがいっぱいの本です。
もちろん若いうちにこういった発想法を身につけておくことは大切です。ただし個人的な経験でいえば、上司や友人に恵まれないと煙たく思われるでしょうが。

書いてある内容に間違いは無いですが、斬新さ、丁寧さが・・・。3
論理的に思考することの重要性と基本的な方法について書いてあります。

書いてある内容は間違ってはいないと思いますが、
ところどころ本筋からずれていく部分があります。

例えば、上位者の立場に立って考えるという例題で、
「小泉首相に提言する時間が5分あったとして、何を伝えますか?」
という項では、延々と小泉内閣の批判が続き、伝えるのに1時間以上は必要な
内容になっています。

経歴は素晴らしく、
たくさん本を書かれてきた著者ですので、書き慣れた感がしますが、
そのため逆に斬新さ、丁寧さに物足りなさを感じました。