暗黒館の殺人〈1〉 (講談社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #122855 / 本
- 発売日: 2007-10
- 版型: 文庫
- 598 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
蒼白い霧に峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴…。著者畢生の巨編、ここに開幕。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
綾辻 行人
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー、“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。『水車館の殺人』『びっくり館の殺人』など、“館シリーズ”と呼ばれる一連の長編は現代本格ミステリを牽引する人気シリーズとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
委ねることの心地よさ
「館」シリーズの、文庫版最新刊です。
実に4冊にまたがる大長編です。
この「長さ」については、ノベルス版のレビューを見ると賛否両論のようですが(否の方が多いような・・・)、私は皆が批判するほどの冗長さを感じませんでしたし、この内容だとむしろ妥当な「長さ」だと思います。
それほどの、「時間の重さ」が詰まった作品です。
未読の方には、「何としてでもトリックを暴いてやるぞ」と身構えて読むのではなく、ナビゲート役の“視点”に身を委ね、暗黒館に流れる「時間」を肌で感じつつ読まれることをお勧めします。
トリック云々を超越した時間旅行に、本作品の真骨頂があるのです。
そういう意味では、従来の館シリーズとは若干趣が異なりますので、生粋の新本格ファンには不満が残るのかも知れません。
言ってしまえば、事件自体はたいしたことはないですし^^;
第一巻は、舞台と登場人物の紹介です。
のっけから謎がいっぱい出てきますが、当然謎のまま話は進みます。
視点がクルクル変わり、その度にそれぞれの心情や回想が織り交ぜられますので、辛い人には辛いかも知れません。
もう一度言いますが、あまり深く考えずに「委ねる」のが吉です^^
面白かった('∀`)
長いですねぇ(笑)
だから、すごく良かった!!('∀`)
キャラクターや世界観が好きだったので早く終わって欲しくなくて…
僕にとっては嬉しい作品でしたね
本当に買ってよかった〜('∀`)
今までのシリーズを読んでいたなら余計に楽しめます
('∀`)
館シリーズでお馴染みの『あの人達』にこんなエピソードがあったんだ…!…と感動しちゃいましたよ('∀`)
テーマの館、キャラクター、世界観もみんな魅力的ですごく良かった
四冊読んでる内に、すっかり気に入ってしまっていたので…
ページを捲る度に物語の終わりへ近づいていってしまうのが寂しかったなぁ
(笑)
欲をいえばエピローグ…キャラクターのその後をもっと知りたかったな…なんて
それくらい入れ込みました('∀`)
綾辻よ、いくらなんでもこれはやりすぎだろ。
綾辻の「館」シリーズの集大成。4冊で2600ページの超長編。まさに「ゴシック」と呼ぶのがふさわしい、近年稀に見る巨大構築物。
しかし、、、さすがにやりすぎだよね、これは。
まずとにかく、長い。長すぎる。しかもテンポが遅いから、延々と話が続いていく感じが読んでいてかなり苦しい。最近の綾辻らしいといえば綾辻らしいのかもしれないけど、それでもやはり読者のことを置き去りにしている感は否めない。
#それともこの作品について行けないようでは、綾辻ファンとしては失格、ということなのだろうか。
同じような「4冊組超巨編ミステリ」としては、「人狼城の恐怖」(二階堂黎人)が代表作として挙げられるが、本作品はそれとは全く違う。「人狼城」はあくまでも本格ミステリであり、息もつかせぬ展開で最後のカタルシスまで一気に読者を導いてくれたのに対し「暗黒館」は・・・。
さらに作品全体を貫く「謎」についての解決も、かなり微妙。フェアかアンフェアか。ミステリかアンチミステリか。ここでもやはり「人狼城」が見事に謎の崩壊を提示してくれたのに対し、「暗黒館」の歯切れの悪さが目立つ。
本作品、綾辻ファンとしては、読まざるを得ない作品であるのは確かです。また「館」ファンとしては、その集大成として非常に感慨深い作品になることは確かです。
それだけに、なんともアンビバレントな読後感を残してしまうのは、やはり残念ですね。





