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混沌 新・金融腐蝕列島<上> (講談社文庫)

混沌 新・金融腐蝕列島<上> (講談社文庫)
By 高杉 良

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  • 発売日: 2006-09-16
  • 版型: 文庫
  • 502 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
権力闘争に明け暮れていた協立銀行に衝撃が走った。統合による世界一のメガバンク誕生!焦った経営陣は、既に合意していた中位行同士の合併に割り込んでいく。特命を受けた広報部長・竹中治夫は、エゴとプライドが渦巻く世界で必死の工作に乗り出した。金融再編の暗闘を圧倒的な迫力で描く経済小説巨編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高杉 良
1939年東京都生まれ。専門紙記者・編集長を経て、1975年『虚構の城』でデビュー。以後、企業小説・経済小説を次々に発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

本書の別の楽しみかた4
 金融再編をエリート部長の目からみた経済小説です。上巻は、統合合意まで、そして下巻は、合意後のさまざまなシリアスなドラマが途切れることなく展開していきます。読者として一度に読み終えたくなる作品です。
 また、本書は、展開するストーリーとは、別の楽しみ方ができます。例えば、入行年次や出身大学を意識していること。評価は、派閥や個人の持つ性格で決まること。また、スーツ着用のTPOなど、銀行員の思考や行動、組織のルールがが随所に描写されていて、銀行が持つ独特な社会を垣間見ることができるのも、本書の面白味だと思います。
 でも、老婆心ではありますが、元部下の女性との性交渉の描写と、やたらに多い小便の描写は、果たしてこの作品に必要なのでしょうか?要らないような気がするのですが?一言、付け加えさせていただきます。

またか・・・1
 またあんまりこの主人公は働いていないんだよな〜。つごうよく友人が出てきて秘密情報を漏らしてそれをトップに伝えて手柄顔の連続。そして、中途半端に関与しつつも責任のがれのように身を引きつつ、上層部をシニカルに批判して・・・。正直このラッキーマンには共感を覚えません。
 あと、主人公から逃れるために会社を辞めて英国に留学したはずの20代そこそこの不倫相手とも偶然再会して、それからはおきまりのパターンです。。。この娘はなにをしにこの小説に登場しているんだろう?

賞味期限切れ1
展開のテンポの悪さ、広がりの無さ、内容の稚拙さ。短編集ならまだ良かったかも知れません。また不倫相手の設定を純粋な女性であるかのように表現しようとしていますが、テレサ・テンさんの歌ではないんですから、もう少しセンスよく表していただきたかったですね。まあ現代のセンスについて行けていない「賞味期限の切れた作品」じゃないかな。この作者には良い作品もあるのに残念です。