定年ゴジラ (講談社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #24248 / 本
- 発売日: 2001-02
- 版型: 文庫
- 435 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
祝・直木賞受賞
暇であっても退屈ではない!老朽化したニュータウンで第2の人生を歩み始めた定年4人組の物語。
開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん。新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す4人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。
内容(「BOOK」データベースより)
開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん、新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す四人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。
著者紹介
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務の後、ライターとして数々のペンネームで健筆をふるう。1991年『ビフォア・ラン』で作家デビュー。1999年『ナイフ』で第14回坪田譲治文学賞、『エイジ』で第12回山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で第124回直木賞受賞。著書に『見張り塔からずっと』『舞姫通信』『幼な子われらに生まれ』『半パン・デイズ』『日曜日の夕刊』『カカシの夏休み』など。時代を等身大で捉えた作品を次々に発表し快走中。
カスタマーレビュー
立ち上る温かさ
重い話もあるし、自分の心のざらざらした部分をさらに刺激するような話もある。
でも、作品全体から発せられるあたたかさがちょうど肩の凝りをほぐしてくれるようで
なんとも心地いい。
作者の人間性が伺える作品と思います。
重松清、いまさらですが要チェックですね。
昔ドラマ化されたそうですが、ぜひ見たかったなぁ。
おすすめの作品です
重松さんの作品はいくつか読んでますが、本作品は一押しです。私は重松さんと同世代ですが、定年を迎えた人達をこれだけリアルに描けるのは見事な観察力と想像力だと思います。
私も40歳を過ぎたサラリーマンとして会社での責任や生きる事の大変さを感じている今日、定年まで勤め上げることがどれだけ価値あることか、大変なことかを痛感しています。これまで頑張って日本を支えてきたお父さん達なのに、今の日本では定年後の人生のイメージは必ずしも明るいものではありません。この物語の中でも孫娘から、おじいちゃんの仕事は「ぶらぶらしてるの」と言われたり、奥さんの後を付いて回る「濡れ落ち葉」と称されたり。そんな中で、生き方を模索する山崎さんたち定年族を、応援したくなるお話です。
個人的には、第四章の「夢はいまもめぐりて」が大好きです。山崎さんの同級生のチュウさんの「負けた奴やがんばれなかった奴を許してくれる人がいねえから、勝った奴と頑張っている奴しか住めねえ街になっちまうんだ。」という言葉が印象的でした。なんとなく今の日本そのものを表しているように感じました。
父親と再会させてくれる一冊
オヤジ小説と思って、引いて読んでいると、急に心のピントがあって、鼻の奥に熱いものがせりあがってくる。
主人公に不意に自分の父親の姿がダブリ、どうしようもなく泣きたい気分になる。僕は、まだ三十歳にもならない小僧だけれど、それでも親の世代が見た夢や傷みがもう理解できてしまう年代になったのだなと思うと、うれしいような、でも寂しいような気になる。





