日輪の遺産 (講談社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #54417 / 本
- 発売日: 1997-07-14
- 版型: 文庫
- 538 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
帝国陸軍がマッカーサーより奪い、終戦直前に隠したという時価200兆円の財宝。老人が遺(のこ)した手帳に隠された驚くべき真実が、50年たった今、明らかにされようとしている。財宝に関わり生きて死んでいった人々の姿に涙する感動の力作。ベストセラー『蒼穹の昴』の原点、幻の近代史ミステリー待望の文庫化。
内容(「BOOK」データベースより)
帝国陸軍がマッカーサーより奪い、終戦直前に隠したという時価二百兆円の財宝。老人が遺した手帳に隠された驚くべき事実が、五十年たった今、明らかにされようとしている。
内容(「MARC」データベースより)
戦後48年。帝国陸軍がマッカーサーより奪い、終戦直前に秘匿した時価200兆円にのぼる財宝。その謎がいま明らかにされようとしている。鍵を握る黒革の手帳に記された驚くべき真相。財宝をめぐって展開する息づまる冒険スペクタクル。
カスタマーレビュー
日本人が絶対に忘れてはいけないこと。
なんという想像力、なんという筆力。必ずしも実話ではないのだが、もしかしたらあったのかもしれない話。 大平洋戦争では兵隊として死んでいった人たちの他に多 くの非戦闘員の死がありそれぞれにドラマがあったはずだ。浅田次郎氏はエッセイの中でも沖縄のことなどを例にあの戦争で世界を相手に戦った日本の精神力を訴えておられる。もちろん日本の軍隊がアジアで行ったことを忘れてはならない。ただそれと同時に「お国のために」と死んでいった無名の人たちも絶対に忘れてはならないし、彼等の無念を未来に活かさないといけない。今という時代を生きる者の義務といえよう。 この「日輪の遺産」で繰り広げられる、ある将官と女子高生たちの物語を読んでいるとモノクロームの情景が頭に浮かんできて自分が昭和20年のまっただ中にいるような気持ちになる。浅田次郎氏の背景描写力にはただただ感動。最後のシーンではとにかく太平洋戦争で死んでいった非戦闘員のそれぞれのドラマを思い、涙がどばっとでる。本当にどばっと出るのだ。 こういう小説を学校で教えれば子供達がただ「戦争は悪い」ではなくもっと戦争について深く考える機会を与えることができるだろうに。それにしても浅田次郎氏の歴史モノはなんでこんなに入り込めるのだろう。まず親が読んで子供にも読ませたい小説だ、これは。
す、すごい…
私は浅田氏の作品が大好きで、蒼穹の昴〜中原の虹、プリズンホテル、天国への百マイル、メトロに乗って、王妃の館、天切り松、壬生義士伝…片っ端から読みました。
読むたびに感動し、それぞれ大好きなのですが…、私は、この「日輪の遺産」こそが浅田氏の最高傑作だと思います。
心の底から泣きました。私の中にも流れている日本人のDNAが、この作品に揺さぶられているようでした。
日本という平和な国に生まれ、現代を生きる私たちにとって忘れてはいけないものが、ここにあります。
過去があっての今であり、先人たちが、未来の日本の繁栄と平和を、どれほど祈って死んで行ったのか。
深く考えさせられました。
ミステリーとして読むのも面白いと思いますが、日本人として読むべき作品だと思います。
本当におすすめです!
大泣きしました。
初めて浅田作品を読んだのですが、泣いてしまいました。声をあげて。読書なれしてない私には最初のほうは読みにくい印象を受けましたが読み進むうちに書き分けられている各登場人物の視点から見る世界に引き込まれ、時代、空間を一気に超えてすべての物語が集約されていくような感じでした。読書量はそんなにない私ですが、今まで読んだものの中で確かな手ごたえを感じる作品でした。読み終えたあとの恍惚とした充実感は忘れられません。今のこの平和な日本がまさに私達に残された遺産であると気づかされました。そしてあらためて今の時代に生かされていることに感謝の気持ちでいっぱいです。





