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竹馬男の犯罪 (講談社文庫)

竹馬男の犯罪 (講談社文庫)
By 井上 雅彦

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  • Amazon.co.jp ランキング: #872666 / 本
  • 発売日: 1997-08
  • 版型: 文庫
  • 624 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
犯人の足跡は、壁の中に消えていた!?養老院「天幕荘」を舞台とした恐るべき事件は、奇妙な密室殺人から始まった。かつては超人的な芸を誇ったサーカスのスターばかりが余生を過ごすなか、次々起こる奇っ怪な出来事。彼らにとって完全な「密室」など存在しうるのだろうか…。新本格ホラーミステリの傑作。

著者紹介
1960年東京生まれ。’83年『よけいなものが』が「星新一ショートショートコンテスト」優秀作に選ばれる。その後、モダンホラー、時代伝奇ファンタジー等、怪奇幻想小説の気鋭として注目される。著書に『ヤンダ・ヴァン・ヘルシング1 異人館の妖魔』『ヤング・ヴァン・ヘルシング2 鈎屋敷の夢魔』(ともに朝日ソノラマ)、『異形博覧会『異形博覧会2 恐怖館主人』(ともに角川ホラー文庫)、『1001秒の恐怖映画』(ぶんか社)などがある。


カスタマーレビュー

もっと4
 伝奇ホラー小説の第一人者として、確固たる地位を築いている作家さんですが、少ないながらも、いわゆる「ミステリ」に分類される作品も書いておられます。
 これはその中でも、ミステリのガイドブックにも紹介されるほどのクオリティを備えた作品。

 あたかも江戸川乱歩を思わせるような、怪しくも美しい、まるで万華鏡の中に入り込んだような異形の世界に、読者は遊ぶ事になるでしょう。白昼夢。

 ミステリとしてみた場合、骨格を支えているのは、かなりスレスレとも思える大技一発トリックです。然しこれがその特異な世界観と相まって、読んでて齟齬を感じさせないのは見事ではないでしょうか。面白いです。

 残念ながら、この作品はシリーズ化はされてないんですね。ミステリ専門の作家さん!ではないから仕方ないのかもしれませんが‥‥。続編などを望んでいるのは僕だけではないと思います。

サーカスとフリークスと連続殺人!!3
 いかがわしくも物悲しい、極彩色の悪夢である。まともでフツーの人間である主人公以外は、みんな怪しくワケありでムードたっぷり。詩人にして探偵・磨理邑雅人が、往年の江戸川乱歩作品のダークヒーローのようで魅力的。事件解決のあとも、彼の行動が不気味な余韻を残してくれます(あんなモノを持っていくなんて、キャーッ!!)。彼の再登場に期待大!