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むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)
By 東野 圭吾

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おすすめ度:

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  • Amazon.co.jp ランキング: #3001 / 本
  • 発売日: 1997-05
  • 版型: 文庫
  • 313 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは……。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。

内容(「BOOK」データベースより)
「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは…。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。

内容(「MARC」データベースより)
「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。古い家、日記…過去を解き明かす手がかりをもとに、恋人が失った記憶を取り戻すために"幻の家"を訪れた僕たちを恐るべき事実が待っていた。異色長編ミステリー。


カスタマーレビュー

うまい。5
東野圭吾作品初読。
タイトルに惹かれて購入したが、当たりだった。
実際の登場人物はたった2人、そして舞台はある1件の邸1箇所にほぼ絞られ、
まるで一幕劇を見ているような緊張感で一気に読み終えた。
そもそもの発端となる謎、到るところに不可解な点がある邸で過ごす一夜には、
読んでいて息苦しいほどの不安感を覚えるほどだった。

果たして、『僕』とは誰か?
一体なぜ、彼は『死んだ』のか・・・。
実にうまいタイトルである。これまでこの作家を読まずにいたのは失策でもあり、
また、今後の楽しみが一挙に増えたという意味ではまったくラッキーだった。

いい感じでコワ面白い4
面白い。
真冬のこの時期に徹夜して読んでしまった・・・。最初からホラー調で、正直深夜に一人で読むのは怖かった。
まるで自分が不気味な屋敷に迷い込んでしまったみたいで、埃っぽさまでリアルに伝わってくるようであった。
読み進めても全く謎がわからず、どんどん引き込まれページをめくる手が止まらない。
最後はなるほどと思わせ、読後感は良い、とともに少し寂しさを感じさせるのは東野作品のお約束か。
人はそれぞれ人に言えない悩みを抱えて生きていくものであるということを、改めて痛感させられた。

最高でした。5
正直、最初この本を読むつもりはありませんでした。
友達の家の近くの本屋には この本が売ってないらしく、
代わりに購入し、せっかくだから友達に渡す前に
読んでしまえと思った まさかその本が
こんなにも傑作だったとは。
付き合いで買った宝くじが大当たりしたような感覚です。

物語の登場人物は2人。場所は古びた謎めいた家。
そんな限られた設定なのに、なんと描写の上手いことか。
伏線の多さも見ものだし、少しずつ明らかになっていく事実が
読み手の興味を刺激し、どんどん読んでしまう。
特に、屋敷の内部の描写は実際に映像が目に見えるようで
ホラー映画のごとく、恐る恐る読んでしまった。
いや、実際のホラー映画よりも
この本を読むほうが怖いと思うかも?
改めて作者の文才には驚かされます。

そして、ラスト。
この本の解説者の方も書いてらしたが
この物語のラストが最高だった。
私は、物語を読むときは、いつも結末を予想しながら
読む癖がある。それが当たっている時もあれば
もちろん裏切られることも多々ある。
裏切りにはいい方と悪いほう、どちらのときもあるが、
今回のは「いい方」の裏切りだった。
私の今回の予想は、安直ではあるが
「最悪の結末で終わるかもしれない」だった。
そう思っていたから、最後で感動するとともに
安堵の気持ちも広がった。

確かにハッピーエンドでは無かった。
寂しさも広がった。
でも、その幸せな結末ではないなかで
たった二人の主人公が、未来に向かって
強く生きていこうという心に感動した。
そして、読み終わった後に良い余韻に浸ることが出来た。

これこそが、東野作品の良さだと感じさせる作品。