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オレンジの壺〈下〉 (講談社文庫)

オレンジの壺〈下〉 (講談社文庫)
By 宮本 輝

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  • Amazon.co.jp ランキング: #265568 / 本
  • 発売日: 1996-11
  • 版型: 文庫
  • 278 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
パリからアスワンへ飛び、祖父の日記帳に隠された真実を知った佐和子。25歳の普通の女性は、まったく無縁のはずだった過去の戦争にかかわりあったことで、多くの豊かさを身についていった。ひたむきに自分にできることをやりとげた彼女がラストシーンで掴んだものは!?幸福そして人生を問う宮本文学の傑作。


カスタマーレビュー

旅のおわりに4
祖父の残した日記の真相に迫るために、パリに飛ぶ佐和子。
またそこで別の日記を見つける…。
ミステリー仕立ての普通の小説。またあいまいな終わり方が、宮本輝ら
しい。
きっとこのほかの作品も『終わり方があいまいなんだよね~この人』と
思いながら、ついつい買って読んでしまうことだろう…。
しかしどんな作品のおいても、街の風景や情景が目に浮かび、一緒に
旅に出ているような気持ちになる。
さて、次回はどこに連れて行ってくれるのだろう…

ようやく明らかになる“オレンジの壺”4
『オレンジの壺(上)』から、話が一変!
新たな謎が大きな波を呼び、舞台もパリからアスワンへ…。そして、ようやく明らかになる“オレンジの壺”。

戦争が生んだ祖父を取り巻く人たちの、いくつもの物語。それぞれが体験した、それぞれにとっての真実。そしてそれを知ることとなった佐和子たち。

終わり方に若干拍子抜けしてしまった感はあるものの、上巻から下巻への意外な展開には脱帽。

ミステリータッチの静謐な作品4
初めて宮本輝さんの小説を読んだが、「祖父の日記の謎」というミステリ色を帯びた面白い小説だった。

常にミステリを読んでいる身には最終的な「解決編」がないのが残念だが、そこがこの小説の長所であり、読者への問題提起になっており、小説としての深みをかもし出しているようだ。