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同級生 (講談社文庫)

同級生 (講談社文庫)
By 東野 圭吾

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  • 発売日: 1996-08
  • 版型: 文庫
  • 378 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
同級生の宮前由紀子は俺の子を身ごもったまま、そして俺の愛が本物だったと信じたまま事故死した。俺にできる償いは本気の関係だったと皆に告白することと事故の真相を暴くことだけだった。やがてある女教師が関わっていたことを突き止めるが、彼女の絞殺体が発見されるや、一転俺は容疑者にされてしまう。


カスタマーレビュー

青春学園ドラマに<社会性>が盛り込まれた充実作品。締めくくりは爽やかに!4
 本書は東野圭吾が得意とする青春推理ミステリであり、舞台はふたたび高校(『放課後』とは異なり共学)である。一読した限りでは、事件性への執拗なこだわりというよりは、まさに同級生を主題とした―本書全体に哀愁・葛藤なるものを漂わせてはいるが―爽快な学園ドラマという印象が強かった。

 私のような単純な消費者は、本書に付された「ターニングポイントとなった傑作!」という帯の一文に惹かれて購入するに至ったわけだが、読了してもその「ターニングポイント」が何を意味しているのかよく分からなかった。巻末の「解説」も大して参考にはならなかった。「転換点」というからには、それ以前の東野作品との決定的ともいうべき違いが明瞭に伝わってくるはずであるが、未熟な私には消化不良の感が拭えない。『放課後』では数学教師が最も重要な主人公であり、最終的には彼が犯人を突き止めてゆく展開構成であったのに対し、本書では主に「男子高校生の目線」で物語が進行している。○○が殺害されてエンディングを迎える前者とは異なり、「同級生さ」という爽やかなセリフで本書を閉じているのもまことに後味がよい。教師嫌いで有名な東野氏にしては、教師への反発心は抑制され、むしろ教師のあり方を冷静に捉えている点も興味深い。

 「同級生」という懐かしい響きに誘われて一気に読み終えたが、高校生のリアルな素性を鮮明に描き出した力作であることは間違いない。いずれまた本書を読み返すときがくるであろうが、そのときには自信をもって、本書がいかなる意味で「ターニングポイント=転換点」をなす作品であるのかを喝破してみたいものだ。「同級生」―私のかつての同級生らは今どうしているんだろうか。

葛藤する主人公4
東野圭吾の小説には、単純な主人公は少ない。この作品の主人公も、さまざまな悩み、葛藤があり、それが推理小説の謎解きと随所にからみあって物語が進行します。個人的には、「放課後」のほうが推理小説らしさを感じましたが、この作品の事件の真相も、なかなか読者の読みを見事に裏切ってくれます。ただ、主人公とその恋人の心のつながりが、高校生にしてはやや大人びた印象があり、少し「白夜行」のエッセンスが、青春小説の主人公には重たいかなという印象も受けます。もちろん、読んで損する作品ということは全くありません。

東野圭吾さん最高!!4
「放課後」以来の学園モノってコトで読みました。
東野圭吾さんの巧みな描写がやっぱりイイですね。犯人どうこうっていうよりかは主人公のホントの気持ちを知りたくってドンドン読みたくなるっていう感じでしたね。
学園モノは他の作品よりも自分が感情移入しやすいのか主人公の気持ちがすんなり自分の中に入ってきますね。
かなりオススメですよ★