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武田信玄〈中〉 (講談社文庫)

武田信玄〈中〉 (講談社文庫)
By 津本 陽

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  • 発売日: 1996-09
  • 版型: 文庫
  • 285 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
川中島に相まみえる中世の花、信玄と謙信。甲州法度をかかげ、軍略・智略・計略を尽くして疾駆する信玄の前に立ちふさがる謙信、そして信長と家康。嫡子義信の謀叛にも遭遇して、信玄の前途は多難、「風林火山」の旗が危うく揺れる。しかし、扶桑随一の騎馬軍団を背景に、信玄は三河の家康打倒をめざす。


カスタマーレビュー

大きな失敗にめげない力4
この巻では、上杉輝虎の関東管領職継承から三方が原合戦までについて書かれています。
甲越ともに甚大な死傷者を出した第4次川中島合戦から再起した信玄は、今川氏真暗愚と見ると、甥であるにもかかわらず討滅し、駿河を併呑しようと電撃作戦を展開します。
しかし、これは北条を敵に回してしまうという結果を招いてしまい、寸土の領地も獲得できませんでした。多方面作戦を展開し、今川、徳川両方を一気に殲滅し、駿河と遠江、三河までをもわがものとしようとしたのが原因であるとも言われています。
ただ、ここからが圧巻でした。北条には武力で押していき、謙信には一向一揆までも使った陽動作戦用い、両者を圧倒し、ついには駿河を手に入れます。
一時は雪隠詰めの状態に追い込まれながら、版図を拡げる信玄のものすごい反発力を感じました。
また、この著書には信玄と謙信の人使いの違いなどについても記載されており、面白く読めました。