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ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

ステップファザー・ステップ (講談社文庫)
By 宮部 みゆき

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  • 発売日: 1996-07
  • 版型: 文庫
  • 360 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
中学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして、一緒に暮らし始めた3人。まるで父子のような(!?)家庭生活がスタートする。次々と起こる7つの事件に、ユーモアあふれる3人の会話。宮部みゆきがお贈りする、C・ライス『スイート・ホーム殺人事件』にも匹敵する大傑作!

内容(「BOOK」データベースより)
巨額の遺産を相続した若い独身女性の家に侵入してみると、なぜかどの部屋のなかも鏡だらけ。意外な結末が待ち受ける「ステップファザー・ステップ」など、すばらしい着想と軽妙なユーモアに彩られた傑作7編。

著者紹介
1960年東京生まれ。’87年オール讀物推理小説新人賞でデビュー。以後、『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞。『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『火車』で山本周五郎賞に輝き、ミステリー界を代表する作家に。また、時代小説の分野でも、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞するなど活躍している。社会的に弱い立場の人たちに光をあてた暖かい視点の小説で、多くのファンを獲得している人気作家である。


カスタマーレビュー

宮部作品の中で、一番続きが読みたい物語かも4
宮部作品の中で、キャラクターやその関係性の魅力で読ませるものといえば、時代モノでは『ぼんくら』シリーズ、現代モノでは本書をあげたいです。

両親が同時期に駆け落ちし、親不在の状況におかれた中学生の双子の男の子たち。雷に見舞われた泥棒のおじさんを捕まえ、父親代わりになることを求める。さもなくば警察に突き出すぞ、と。「ステップファザー」とは継父のこと。・・・というおよそ現実的でない設定ですが、双子がかわいくてつい引き込まれます。大人っぽさと子どもらしさがほどよく同居していて、妙にあっけらかんとしながら情にあつい面もあり。宮部作品の男の子はよいですが、双子ですから魅力倍増です。彼らが泥棒「お父さん」と絆を強めていく様子にホロリとさせられます。無邪気に慕ってくる「息子たち」に対し、「お父さん」の方は、いつか両親が戻るのだから父親気分に浸ってはいかん、と気持ちをセーブ・・・ けれども双子と過ごす幸せに抗えなくなっていくところなど、サラッとした作品ですが、なかなか読ませます。

物語は連作ミステリー形式で、そちらの方ももちろん楽しめます。

彼らが登場するのはこれ一冊。続きが読みたいなあ、と、読み返すたびに思ってしまう作品です。


突拍子なく、あたたかい5
宮部みゆき、ていったら「模倣犯」や「理由」がきっとまっさきに浮かぶかもしれません。
だけど、この作品こそみんなに読んでもらいたいです。泥棒とふたごの兄弟の生活、
という、突拍子もない設定に驚くかもしれないけど、読んでいてそのヘンテコさなんか
全然気にならない。
社会の闇といった重〜い内容ではないので、本読むのが苦手な人でも楽しくスラスラ読めてしまうはず。
宮部みゆきファンはもちろん、まだ宮部さんの作品を読んだことがない人、さらには
本読むのはなんか苦手、て人にも薦められる、軽快で暖かい作品です。

ドラマ化して欲しい!!5
こういう宮部さんもいいですね!
一晩に一章読んでいたのですが、毎晩が楽しみでした。
ドラマコンプレックスで山上兄弟が演じてくれたら・・など
考えてしまいました。
最後の解説も宮部さんの背景など書かれていて、興味深かったです。
皆さんも書いてらっしゃいますが、ぜひ続編も読んでみたいです。
それからスイートホーム殺人事件も読みたいです。