花と龍〈上〉 (大衆文学館)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #578927 / 本
- 発売日: 1996-01
- 版型: 文庫
- 445 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
女は広島の山間から、男は四国の松山から、時を同じくして裸一貫の旅に出た。日露戦争を目前に探え近代日本は興隆の頂点をめざしていた。門司港の石炭荷役に携っていた二人の若者は、運命の糸に操られるように殺伐たる九州の港を流れるなかで結ばれ、転変の人生をともに歩みはじめる。玉井金五郎の侠気とマンの心意気、その底に通いあう細やかな愛情。著者天性の雄渾なロマンみなぎる名作。
著者紹介
明治40(1907)年福岡県若松生まれ。本名玉井勝則。早大英文科中退。10代から文学に傾倒、早大時代には中山省三郎らと同人誌で活動する。だが、若松港の沖仲仕のリーダーだった父を助け、沖仲仕労働組合の幹部として労働運動へ。このとき投獄もされた。のち文学に戻り昭和13年『糞尿譚』で芥川賞受賞、さらに日中戦争から材を得た『麦と兵隊』などがベストセラーに。戦後、一時追放されたが『花と龍』『革命前後』等を発表。昭和35(1960)年、自ら命を絶った。

