ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本
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商品の詳細
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- 発売日: 2009-07-30
- 版型: 単行本
- 279 ページ
エディターレビュー
内容紹介
“5年後の「日本一人勝ち」論を徹底的に証明” 日本と世界の経済指標を普通に読み解けば、世界のマネーが日本に押し寄せ、日本のテクノロジーが世界中を潤すことは必定。ネットのカリスマが初めて挑む未来予測
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
三橋 貴明
ネットエコノミスト。1994年東京都立大学(現:首都大学東京)卒業。外資系IT企業ノーテル、NEC、日本IBMなどに勤務したあと、2005年、中小企業診断士として独立、2008年、三橋貴明診断士事務所を設立。インターネット掲示板「2ちゃんねる」において、韓国経済について、公開されたデータを詳細に分析することによって、その実態を暴いたことで注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
改めて感じる「日本の本当の強さ」
作者である三橋氏は、中小企業診断士という肩書きは持つが、経済学を専門とする大学教授でなければ、大手金融機関の主任エコノミストでもない。むしろついこの間まで、我々と同じサラリーマンをしていたどこにでもいる普通の日本人青年だ。
しかし、そんな普通の日本人である三橋氏は、日本政府や国際金融機関が発表している一次資料をインターネットを使っていとも簡単に収集し、簡単な加工をするだけで、日本という国の「財務内容」を的確に分析し、日本の比較優位性を簡単に説明している。当然、テレビや新聞で毎日言われていることとは180度違っている。まさに目から鱗だ。
一方、この書評を書きながら聞こえてくるテレビの夜10時台のニュースでは、いつもの通り司会者がバカの一つ覚えのように「政府債務が膨らんでいる」「我々の子孫にツケを回している」「全ては自民党政治のせいだ」とまるでプロレスの実況中継のごとく叫んでいる。ニュースキャスターはろくに調べもせず叫ぶのが仕事なのか?
また、先日読んだ日経新聞には「外国人が日本国債の売却を進めている」ことを、日本経済のリスクに原因があるかのような解説をしていた。しかし、日経新聞は決して日本国債の長期金利が、その外人たちの母国の国債の金利よりはるかに低いことには触れない。一体、日経新聞の言うリスクとは何なんだろう?
日本のメディアはいつもこの調子だ。本来の仕事である「正確で正しい情報」を流すのではなく、間違った情報を意図的に流しているわけだ。しかし、彼らはひょっとしたら日本国民がインターネットを使って日銀・IMF・世界銀行等の一次資料を読むことなど不可能だとでも思っているのだろうか?国民を小ばかにしているつもりだろうが、バカにされているのは日本の既存メディアじゃないか?
三橋氏の新作を読んで改めて「日本の既存メディアの低質性」が浮き彫りになったような気がする。ひょっとして、日本経済の健全化には、新聞やテレビを極力見ない・購読しないことが近道だったのかもしれない。
最後に、テレビや新聞を読む時間があるなら「ジパング再来」を読まれることを薦めたい。日本国民必読の本だと確信する。
その実は日本への警告の書
豊富なデータで経済状況を分析する三橋氏の日本経済論です。
ここのところ、極端な日本経済駄目論は姿を消しましたが、それでも一時期の
「失われた10年論」の印象が余りにも強烈だったのと、現状の日本の景気が
必ずしも好調という訳では無いため、悲観論はマスコミで根強く残っています。
この本では、根拠無き悲観論を振りかざす人達を「日本破綻原理主義者」
と批判します。(この表現は言いえて妙。レッテル貼りに使えそう。)
日本の赤字は膨大で、赤ちゃんからお年寄りまで多額の債務を背負っている。
ツケを子孫に回すな。というプロパガンダは散々聞かされました。
しかし実態は「日本の赤字」では無く「日本政府の赤字」。それも日本政府が
所有する金融資産については全く論議されていません。それが、どういった
意味なのか、会計学の手法を用いて丁寧に説明しています。
難しい経済のことを述べた本にしては、平易な語り口で、非常に読みやすいです。
また、豊富なデータに裏付けされていますので、「日本すばらしい」を繰り返す
だけの安直な本とも違って説得力があります。
では、日本は磐石なのか?
ここからが、この本の主題です。確かに本書で指摘している様に、今の日本には
来るべき新世界を開く「人」、「物」、「金」に恵まれている様です。今の世界の
経済情勢を考えるとそれは凄いことです。しかし、それを本当に生かせるのか?
それとも他国に利用されるだけの存在になるのか?
今、重大な分岐点に立っていること。
それを生かすことができるかどうかは、私達しだいであること。
それこそが、本書で作者が言いたかったことだと思います。
お勧め。
世界同時不況における日本の強み
本書の要点は以下のとおり
前提
世界同時不況は、アメリカ、ヨーロッパ発であり、フェイクマネー(=デリバティブ取引)に依存したモデルにより引き起こされた。
日本の強み
・日本は公的債務(国債、地方債等)は大きいが、国債の金利は世界最低レベルであり、インフレの心配はない。
・他の先進国が不良債権等を優先させなければいけないのに対し、日本は民間企業の過剰債務の処理を終えている。
・日本の内需は世界で2番目に大きく、またインフラ産業等においては圧倒的な競争優位を築いている。
リチャード・クー氏を彷彿させる強気の経済観だが、クー氏がミクロ理論(バランスシート不況論)からのアプローチであるのに比べ、
三橋氏はマクロ理論(財政論)からのアプローチであることに特徴があるように思う。
三橋氏の「崩壊する世界 繁栄する日本」及びクー氏の著作等を併読するとさらに面白いだろう。





