商品の詳細
厚生労働省崩壊-「天然痘テロ」に日本が襲われる日

厚生労働省崩壊-「天然痘テロ」に日本が襲われる日
By 木村 盛世

価格: ¥ 1,575 1500円以上は送料無料 詳細

発送可能時期: 在庫あり。
販売、発送は Amazon.co.jp

18 新品/中古商品価格 ¥ 729

おすすめ度:

商品の詳細

  • Amazon.co.jp ランキング: #60280 / 本
  • 発売日: 2009-03-31
  • 版型: 単行本
  • 217 ページ

エディターレビュー

内容紹介
現役幹部が警告する「天然痘テロ」の戦慄 根絶したはずの天然痘は生きていて、バイオテロの手段に使われる可能性が高い。しかし、日本の感染症対策はまったく手つかず。天然痘テロに見舞われる恐怖

内容(「BOOK」データベースより)
現役キャリア官僚が告発。根絶したはずの「恐怖」が復活。年金崩壊、失業者対策よりひどい「国民の安全も守れない」エリート集団の無能。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
木村 盛世
医師・厚生労働医系技官。筑波大学医学群卒業。米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院疫学部修士課程修了(MPH(公衆衛生学修士号))。優れた研究者に贈られる、ジョンズ・ホプキンス大学デルタオメガスカラーシップを受賞する。内科医として勤務後、米国CDC(疾病予防管理センター)多施設研究プロジェクトコーディネイターを経て財団法人結核予防会に勤務。その後、厚生労働省大臣官房統計情報部を経て、厚労省検疫官。専門は、感染症疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

この本の評価がニ分される理由は・・・4
よくある官僚本であるが、やや異質の感じがして、おもしろかった。違うのは、医系技官という技官でかつ女性が筆者であること、サブタイトルにあるよう天然痘テロ対策の警鐘を発したいというメッセージが強い点である。

レビューを見ると評価が大きく分かれているが、職場でも筆者の評価は大きく分かれているのだろう。それがどこから来るかだが、推測するに
組織という共同体の秩序・福祉重視の人vs個人主義の発想の人
全体のバランス・プライオリティを考える人vs一度正義と思うと一直線の人
公務員試験を経て公務員になった人vsそうでない公務員
これらのギャップが大きいのだろう。

それにしても、「検疫所は張りぼての虎なんだ。けれど、張りぼての虎だということは世間には言ってはいけないんだ!」という検疫所長の発言は、新型インフルエンザの対応であたふたしている現在進行形の出来事(2009年GW)を見る限り、とてもリアルだ。予算当局、マスコミ、国会も、何が大事なのかよく考えてもらいたい。




国民へのメッセージ4
官僚/元官僚が書いた本で最初に読んだのは佐藤優著『国家の罠』だったのですが、その延長のように読んでみたら、ノンフィクションの物語仕立てではなく、概ね読者に語りかける文体の本でした。

著者は医師の勤務経験のほかアメリカで公衆衛生に関して専門的に学んだということで、その立場から厚生労働省のあり方を内部に身をおきながら批判しています。

自然に発生する感染症から国民を守るという公衆衛生よりも、生物兵器から国民を守るための国防の一つとしての公衆衛生について、厚労省にいかに専門家がおらず、なおかつ提言をしても上層部が反応せず遅れているかが書かれています。

この著書の内容についてではありませんが、先日国会で民主党から頼まれて政府批判の発言に立った著者を見て、ああ、と思い出して読みました。法に「万が一の場合には検疫所は○○をする」と定められていても、実際にはそれを実現できない体制不備を見ている著者ですから、今回の新インフルエンザについて「検疫所員が走り回っているところを国民に見せたのはパフォーマンスだ」という発言をするのは分かる気がします。

大筋に余り関係はありませんが、天然痘はインフルエンザと違って変異が少なく、ワクチン接種が100パーセント有効であり、新型インフルエンザについては複雑な変異をすることからワクチン対策はあてにならないというところは、予防接種に関しての知識として興味ぶかかったです。

厚生労働省再生への希望の書5
 厚生労働省の生態を抉った宮本政於著『お役所の掟』で描かれた組織文化は、今だ「健在」だったといところだろうか。
 専門能力の発揮が期待される厚生労働省の医系技官の採用時点での質の低さと、組織文化による教育・訓練による質の劣化の様が、在米の大学院で教育を受けた者の眼から暴かれる。
 「厚生労働省再生への希望の書」とした理由は、著者の現場からのそして他組織との協働からのやるべき仕事に立ち向かう姿勢とそれを支える部分が組織内外にかろうじて存在することによる。
 今後の木村盛世の動向と厚生労働省の氏への処遇から眼が離せない