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北方領土「特命交渉」

北方領土「特命交渉」
By 鈴木 宗男, 佐藤 優

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  • 発売日: 2006-09
  • 版型: 単行本
  • 302 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
驚愕のインサイド・ストーリー 総理大臣の「極秘指令」とは何か?
最初で最後の対論
島は返還寸前だった!
銃撃事件の真犯人は?
北方領土交渉のなかで私は、ほとんどの外務官僚が知りえない「特命」を複数の総理大臣から受けていた。それらの「特命」について、これまで私は「貝」になったつもりで沈黙することが国益に適うと考えていた。しかし、日本外交が八方ふさがりという状況に陥ったいま、局面を打開するためには、私の受けた「特命」を国民に公開することに意味があるのではないかと思うようになった。これが本書を出版することになった最大の動機である。——<「プロローグ」(鈴木宗男)より>

内容(「BOOK」データベースより)
島は返還寸前だった!銃撃事件の真犯人は?驚愕のインサイド・ストーリー総理大臣の「極秘指令」とは何か?最初で最後の対論。

内容(「MARC」データベースより)
北方領土は返還寸前だった! 日ソ共同宣言から50年、ついに明かされる北方領土返還交渉の全内幕。総理大臣の「極秘指令」とは何か? 最前線で奮闘した異能の政治家と外交官による最初で最後の対論。


カスタマーレビュー

鈴木宗男のグローバルな外交感覚に驚き5
ぼくは宗男ファンでもないし支持者でもないのだが。

この本を読んで彼の歴史知識、政治感覚の大きさに驚いた。
左でも右でも、政治家なら最低でも宗男レベルの知識、感覚を持つべきだろう、と痛感した。

本書を読むまで、北方領土交渉が、実は東アジア情勢や中央アジア情勢、ひいては日米関係とも連動しているとは思ってもみなかった。

鈴木宗男から歴代首相の対ロシア外交の内幕について生々しい証言を引き出すのは佐藤優。まさに適役である。

亡くなった橋本首相、小渕首相、の外交センスを知るにつけて、小泉政権5年の無策が際立って見える。外交がすっかり低水準のものに成り下がったのだ。

多くの関係者が写真入りできわめて具体的な形で登場する。読み物としても実におもしろい。

本書には当然反論もあるであろう。宗男証言を契機に、対ロシア、対アジア、そして対米も含めた高いレベルでの議論が盛り上がることを期待したい。

外交のダイナミズムが分かります5
国策捜査で逮捕後、見事に社会(言論・出版・政治)に躍り出た&返り咲いた佐藤優さんと鈴木宗男さんの対談本ですが、以下の点で非常に読み応えがあり、外交・政治・偽情報に踊るマスコミと検察等に興味がある方にはお勧めできます。

・新聞やTVを見ているだけでは全く分からない、橋本、小渕、森の歴代首相の政治家とのして姿勢、資質、人柄などが直に接した、佐藤さん、鈴木さんにより描かれている点
・ソ連崩壊前から今に至るまで、北方領土に関するロシア外交の変遷が詳細に分かる点
・9/11以前に、チェチェンのイスラム原理主義者を国際テロ組織と認識していた(米国はその時点で認識しておらず、ロシアのチェチェン問題を人権問題と考え、ロシアが国際テロ組織と言うのを人権問題を隠蔽する方便と考えていた)佐藤さんの高度な分析力と、それらをダイナミックに北方領土返還に向けたシナリオに転換させる戦略的思考を持つ、鈴木さんの政治家としての高い資質が分かる点

国民は真実を知りたがっている4
鈴木さんと佐藤さんの対談形式で、北方領土返還交渉を政治、外交のコンテクストの中で語っている(暴露している)。そこには、まさにドロドロした人間関係、北方領土ビジネスと言う利権、中央アジア問題が北方領土返還に鍵となる可能性等が綴られている。もちろん、ご両人の言い分を全て信じる事を良しとはしないが、通常一般国民が知りえない外交の流れの記載は間違いがないように思う。また、ここまで特定の外務官僚や袴田教授を非難するにはそれなりの覚悟があっての事だと思う。守秘義務がある中で、語りつくせない部分はあるのだろうが、国策捜査という「時代のけじめ」のワナに掛かってしまったご両人の今後の活躍を祈りたい。