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富の未来 下巻

富の未来 下巻
By A. トフラー, H. トフラー

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  • Amazon.co.jp ランキング: #10960 / 本
  • 発売日: 2006-06-08
  • 版型: 単行本
  • 409 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
「富」の概念が、いま大きく変わろうとしている。
本書は、明日の富がどのようにして生み出され、誰がどうやってその富を手に入れることになるのかをテーマとしている。トフラーは世界を席巻しつつある「富」の革命的変化について、その実相を見事なまでに明快に描き出した。
最初の著作でありベストセラーともなった『未来の衝撃』(1970年、原題FUTURE SHOCK)以来、『第三の波』『パワーシフト』などを通じ、トフラーはハイスピードで変化しつづける現代社会について、つねに新たな考え方を示してきた。経済、ビジネス、政治、家族問題、日常生活といったあらゆる領域で、一見バラバラでつながりのないような出来事の間に関連性を見出し、社会全体をひとつの文脈で理解させてくれる。
本書においても、グローバリゼイション、中国の台頭とヨーロッパの衰退、核家族の崩壊から遺伝子工学、エネルギー問題、インターネットまで、現代社会の諸相をつぶさに検証しつつ、その論理的で深い洞察により時代を見抜くカギを我々に与えてくれている。
21世紀の富とは、たんに「お金」だけではない。しかも、工業化時代(=第二の波)の経済学で理解できるものでもない。脱工業化社会=知識社会の実態を把握するために、トフラーは教育から育児、ハリウッドから中国まで縦横無尽に探求の幅を広げる。一見無関係なカーレースとチョコレート・クッキーとリナックスにも、それらを結びつける隠れた接点があるのだ。
『第三の波』では、「生産消費者(プロシューマー)」というキーワードを用いて、脱工業化時代の現代人のあり方を明らかにした。生産消費者とは、自ら消費するためにモノやサービスを生産する人のことで、売ったり交換したりするためにモノやサービスを生産するという工業化社会のモデルを超えている。
本書ではさらにその概念を推し進めることで、我々が行ういかに多くの活動が、隠された非金銭経済から金銭経済への富の移転になっているかがわかる。つまり、子育てやボランティア、ブログへの書き込み、町内会活動などの非金銭経済から生み出される不可視の富が、(われわれがふつう「経済」と呼ぶ)金銭経済をじつは裏で支えているのである。これこそが現代社会の実相だ。この生産消費の活動は、今や急激に膨張し、ラディカルな変化を社会に強いている。しかも、明日の「富」を決めるほどの大きさにまでなろうとしている。
本書は数々の斬新な切り口で、読者に未来を考え、未来に対処するための強力な思考ツールを提供する、著者久々の大作である。

内容(「BOOK」データベースより)
急速に変容する現代社会。その本質を鋭く見抜き、経済から社会制度、ビジネスから個人の暮らしまで、激変する明日を描き出す!文明の新しいうねりが世界を覆う。

内容(「MARC」データベースより)
21世紀の富は誰がつかむのか? 急速に変容する現代社会。その本質を鋭く見抜き、経済から社会制度、ビジネスから個人の暮らしまで、激変する明日を描き出す。「第三の波」「パワーシフト」に続くトフラーの大作。


カスタマーレビュー

すばらしい5

これは素晴らしい一冊であり、
この本に出会えたことを感謝している。

私が最も感銘を受けたのは、
経済(書籍の言葉を使えば“富の流れ”)の普遍的要素を
余すところなく記述している点である。

ゆえに上・下巻と若干長くなるのは仕方がなかろう。

しかし読みやすい。
理由は2つだ。

1.コンテンツはMECEそのものであり、
外国作品特有の、“同じことの繰り返し感”を
私は覚えなかった。

2.翻訳がすばらしい。読みやすい。
私も翻訳者を称えたい。

経済に対して私のような初心者から、
上級者まで、幅広く楽しめるのではないだろうか。

世界情勢を統一的にとらえる-これからどうなるのか?4
おもしろい。これが正直な読後感です。

下記のような多様なことを扱っており、世界情勢を考える上で、一つの視点を与えてくれます。お勧めです。

1)年金制度を取り巻く財政難、教育現場と時代要求の不一致、政治機構の硬直化、価値観の多様性と頽廃、これは、日本のマスコミに取り上げられる、日本の問題です。トフラーによれば、アメリカも、まったく同じ状況であることを見事に描いています。

2)経済活動におけるITの果たす役割とそれがもたらす大きな変革、実体貨幣からバーチャル貨幣への移行。新しい富の予感。

3)同じく、世界が、貧困社会から抜け出せる可能性を示唆し、中国、インド、Euの果たす役割の重要性や問題点を浮き彫りにしています。またこれらの国にと関わる日本を含めた先進国の状況も分析しています。

4)そして、國を越えた新しい視点として、宗教やNGOのことについても議論しています。最近のイスラム教社会とキリスト教社会の対立という視点、グリーンピースなどの行為とその反響など、改めて、その流れが実感できた気がしました。

*最後に、翻訳者に拍手*

次の節目を予兆させるような下巻3
富の未来の上下巻の下巻. 上巻では今まで起こってきたことをまとめて
いるが,下巻では未来への予兆を扱っている.

まずは,上巻での結論のひとつである「富」が知識に基づくものへと
変遷しているとの結論を受けて,「富」自身も変わってきていること.
つまり,富は文明により左右されるし,文面をも左右することが
下巻の主題のように思える.
 上巻に引き続き,資本主義と貧困をふたたび取り上げ,最後に各国の
変化の予兆をまとめている.

最後に環境問題をはじめとして,色々な問題が世紀末を迎えている現在,
悲観論だけでは何も生み出さないことを述べて終わっている.
次の波は来ていることはわかるものの,何がパラダイムチェンジしているかわからない.
上巻のわかりやすさに比べて,読み手の私自身が息切れをしてしまった下巻でした.