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蚊トンボ白鬚の冒険

蚊トンボ白鬚の冒険
By 藤原 伊織

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  • Amazon.co.jp ランキング: #575755 / 本
  • 発売日: 2002-04
  • 版型: 単行本
  • 587 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
裏社会の経済戦争に巻き込まれ、年上の恋人・真紀がさらわれた――。
心に闇を抱え、傷ついた者たちの凄絶な戦いがはじまる!2年半の沈黙を破る待望の新作長編小説ランナーの道を断念して以来の全力疾走をした日、若い水道職人・達夫は、羽音とふしぎな声を聞く。奇妙な能力を持った蚊トンボ白鬚(シラヒゲ)が頭に侵入してきたのだった。
達夫はシラヒゲの力で、オヤジ狩りに遭っていたアパートの隣人・黒木を救う。黒木は、株取引で巨額の損失を暴力団に与え、血眼で行方を追われる身だった。彼らは、黒木の居場所を達夫に吐かせるため、恋人・真紀をターゲットにしたが、凶悪な気を放つ赤目の男の介入に、達夫は闇社会に真っ向から挑む道を選んだ。

内容(「BOOK」データベースより)
ランナーの道を断念して以来の全力疾走をした日、若い水道職人・達夫は、羽音とふしぎな声を聞く。奇妙な能力を持った蚊トンボ“白鬚”が頭に侵入してきたのだった。達夫はシラヒゲの力で、オヤジ狩りに遭っていたアパートの隣人・黒木を救う。黒木は、株取引で巨額の損失を暴力団に与え、血眼で行方を追われる身だった。彼らは、黒木の居場所を達夫に吐かせるため、恋人・真紀をターゲットにしたが、凶悪な気を放つ赤目の男の介入に、達夫は闇社会に真っ向から挑む道を選んだ。長編小説。

内容(「MARC」データベースより)
奇妙な能力を持った蚊トンボ「白鬚」が頭に侵入してきてから、若い水道職人・達夫の日常は一変した。裏社会の経済戦争に巻きこまれ、恋人もさらわれた彼は…。心に闇を抱え、傷ついた者たちの凄絶な戦いを描く。


カスタマーレビュー

浅い、惜しい2
「テロリストのパラソル」で江戸川乱歩賞、直木賞を受賞し、「ひまわりの祝祭」「てのひらの闇」「雪が降る」と、質の高い作品を世に送りだした作家の最新長編ということで、楽しみに購入した。しかし、期待が高かったせいか、満足を得られなかった。

この作品を一言でたとえるなら、「高級食材のごった煮」とでもいおうか、主人公の白髭・達夫をはじめ、脇役の黒木、瀬川、カイバラなどのキャラクターの設定はさすがであるが、それぞれを生かし切れていない。

「達夫はなぜほとんど面識のない黒木を命をかけてかばい、そして数度しかあったことのない恋人真紀を救いにいくのか」「なぜ、黒木と瀬川が敵対するのか」「なぜカイバラは異常なまでの執念を持ち続けるのか」といった動機付けが不十分で、!感!情移入できないまま何となく物語が流れていってしまう感じである。

587ページもの長さでありながら、作品自体に厚みを感じないのは残念である。
先述した登場人物の設定、終盤のカイバラ対達夫など、作者の力量にうならされる部分もあり、次回作に期待したい。
「もう一息」ですごい作品になったのではないかと思うと、大変に「惜しい」作品である。
本作品は2002末のこのミスでベスト20にはいらず、実質22位だった。

個人的にはかなり好き5
キャラクターの設定などはやはりすごいと思う、たしかに薄さというのはあるけど、展開はかなり速いので読みやすいし、何より面白い。

記憶に残る1冊になりそう5
頭の中に蚊トンボの入った主人公が巻き込まれる、恋と冒険の物語。
自我に目覚めた蚊トンボと、蚊トンボの力で特殊能力が身に付いた主人公が、暴力団などとの立ち回りを演じます。
基本的には「ド根性ガエル」ですが、落ち着いて冷静な記述の中で、情緒たっぷりです。
しばらく、読んだ時の気分が残りました。
記憶に残る1冊になりそうです。