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イラク戦争・日本の運命・小泉の運命

イラク戦争・日本の運命・小泉の運命
By 立花 隆

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  • Amazon.co.jp ランキング: #94754 / 本
  • 発売日: 2004-06
  • 版型: 単行本
  • 363 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
立花隆が「現在」を分析し、「歴史」を通観する!
自衛隊派兵、憲法改正、経済不況、言論統制…
いま日本は、半世紀(ないし一世紀)に一度あるかないかといっていいほど大きな歴史の曲がり角を曲がりつつあるところだろうと思う。
<立花隆の「視点」>
●ブッシュに追従する小泉首相は、イラク戦争の本質を理解していない
●人質「自己責任」論は、根本的な認識が誤っている
●米英軍のイラクへの「先制攻撃」は、国際法違反である
●自衛隊の官製広報情報を垂れ流すメディアは、あの「言論の暗黒時代」を忘れたのか
●憲法9条があったから、日本は経済的繁栄を遂げることができた


内容(「BOOK」データベースより)
自衛隊派兵、憲法改正、経済不況、言論統制…立花隆が「現在」を分析し、「歴史」を通観する。

内容(「MARC」データベースより)
改憲を目論む小泉に説く9条堅守の新理論。イラク戦争への道は、シベリア出兵で辿った日本転落のいつか来た道だった! イラクの現状、アメリカの思惑、小泉の野望を解読し、現行憲法の価値を再考する。


カスタマーレビュー

複眼的な視点の重要さを教えてくれる4
 時代を読み解く際に、目先の事象ではなく、そこに到る歴史を見よ!と著者は語る。これは言い換えれば“マクロ的な視野”ということだ。本書で言えば「40年体制」といった視座である。
 同様に、本書は複眼的な視点の重要さを教えてくれる。マスコミ報道に対するインターネット情報、アメリカ的視点に対するイスラム的視点、そして本書は月刊「現代」の連載が中心になっているのだが、この“月刊”という連載サイクル、媒体特性も僕は重要だと思う。新聞、テレビは速報性では秀でるが、物事の流れを捉えるには、“月刊”というサイクルも必要だ。本書を通読して、1ヶ月というスパンでしか見えてこない“情勢の変化”といったものが存在することを痛感した。また、テレビはエモーションを伝える力は圧倒的だが、反面、論理的な思考を置き去りにしてしまう。畑違いのコメンテーターが語る言葉も、その人の表情や人柄、語り口といった表層部分で、共感させられてしまうといったこともある。論理的な部分を補完する意味でも、活字だけで構成される雑誌ジャーナリズムは、やはり必要なのである。
 立花隆に学ぶべきは、著書の内容もさることながら、情報をいかに取捨選択し、自分なりの価値を見出すかという、その方法論にあると思う。つまり、立花隆の語る内容すら、すべてを鵜呑みにしてはいけないのだ。例えば郵政法案に対する本書のスタンスと、2005年からWebサイト「nikkeibp.jp」に連載されている「メディア ソシオ-ポリティクス」での見解は大きく異なっている。これは、立花隆の無定見ということではなく、情報判断は常に動いていくものであることを示している。
 本書は、情報をいかにインプットしアウトプットしていくか、その行程の面白さを味あわせてくれるし、そうした情報処理能力は決してジャーナリストだけのものではなく、すべての人にとって有用な方法論であることをも教えてくれる。

アメリカの運命4
 
 ブッシュに追従する小泉。
 日本の運命は小泉が握っていて、さらに小泉の運命はアメリカが握っている。「日本の運命=アメリカの運命」と言い換えてもいいだろう。
 果たしてアメリカは今後も世界の盟主で居られるのか?

 答えは「No」
 EUの台頭や中国の成長で、早期にアメリカはその地位を失うだろう。

 イラク戦争終結後、1年経った今でも統治できないアメリカの姿は、こう言った憶測が見当違いではない事を証明している。

 日本の運命はどうなるのか?
 一気に読破してしまう、読ませる1冊です。
 

現代を生きる道標。5
立花さんが、大変な愛国心の持ち主であることが感じられました。長い間問い続けてきた命題は、祖国に対する思いであったのかな、という思いにいたりました。日本は、太平洋戦争敗戦後のGHQによる社会経済の大改革同様の歴史的な重大な局面にあります。その象徴が自衛隊のイラク派遣です。イラク派遣が日本にどういう運命をもたらすのか、この政策を推し進める小泉政権の向かう場所はどこか。それを伝えるべきジャーナリズムが実に体制化していて間違った報道、言葉足らずの報道によって国民には伝わってきません。ミッドウエーの敗戦を伝えなかった太平洋戦争の時代と実に良く似た行動をとっているのですが、そのこと自体、国民にはわからなくなっています。日本の報道機関の怠慢を叱責し、国民に真実を見させようと試みた著作と感じました。本当にわが国の行く末を真剣に議論しなければならないときなのだと思います。多くの人に読んでいただきたいと思います。