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チャイナ・インパクト

チャイナ・インパクト
By 大前 研一

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  • Amazon.co.jp ランキング: #89366 / 本
  • 発売日: 2002-03-30
  • 版型: 単行本
  • 256 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
現代中国経済の読み方を根底から覆す、衝撃の書!

■中国脅威論に凝り固まっているかぎり、本当の中国の姿は見えてこない。この巨大な国家は、政治的にはまだ北京の中央集権国家なのだが、経済的にはすでに別の国に生まれ変わってしまった。今や中国は、6つの経済圏が独自に発展する世界最強の資本主義国家である。そこを正しく把握しなければ、日本はやがて中国の周辺国家=10%国家に転落する。これから日本企業は、いかに中国をうまく取り込んで利用するかに大きくかかっているのだ。
■大前研一が豊富な現地取材、綿密なデータ分析をもとに浮かび上がらせた現代中国の真実の姿と、日中関係の将来展望。本書は新しい中国との付き合い方に対する大胆な提言である。

■現代中国を支える6つのメガリージョン(地域経済圏)
   ①長江デルタ ②珠江デルタ ③北京・天津回廊 ④東北三省 ⑤山東半島 ⑥福建省
■爆発する若手の才能
■大中華圏=グレーター・チャイナの予兆
■中国発・第二次アジア危機
■10年後にピークを迎える中国の繁栄
■共産主義の終焉と第三次国共合作の可能性
■経済相互依存体制とアジアのEU化
■産業空洞化は悪者ではない!
■チャイナ・インパクトを日本経済変革の原動力とせよ!
■図解データ満載!

内容(「MARC」データベースより)
目覚めた巨人・赤い資本主義がアジアを襲う。中国は本格的に変わった。繁栄の法則を掴んだ中国を読み解くキーワードは「中華連邦」。成長する6大地域を中心に現状と今後を分析、日本経済のとるべき道を探る。

著者について
■大前研一(おおまえけんいち)
1943年、北九州市生まれ。早稲田大学理工学部卒業。東京工業大学大学院で修士号、マサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得。経営コンサルティング会社「マッキンゼー&カンパニー」日本支社長、本社ディレクター、アジア太平洋会長等を歴任。95年退社。96~97年スタンフォード大学客員教授。現在、UCLA政策学部教授、(株)大前・アンド・アソシエーツ代表取締役。起業家養成学校「アタッカーズ・スクール」および政策学校「一新塾」の塾長。著書に『平成維新』『新・国富論』『やりたいことは全部やれ!』(講談社)、『インターネット革命』(プレジデント社)、『一人勝ちの経済学』(光文社)、『サラリーマン・サバイバル』(小学館)、『21世紀維新』(文藝春秋)、『ゼロからの出発 Re-Boot!』(PHP研究所)、『大前研一 新・資本論』(東洋経済新報社)ほか多数。


カスタマーレビュー

議論の前提に疑問1
この本の中で大前さんは、珠江デルタなどいくつかの省にまたがった「メガリージョン」が、お互いに刺激を与えながらそれぞれの特徴を生かして成長をとげてきたことを非常に評価していて、日本もそれに見習うべきだ、という主張までしている。いわば、各地方が自立した経済圏を作り、お互いに競いあいながら発展した方がいいという、かねてからの主張である「地域国家論」を補強する材料として中国の現実が捉えられているのだ。

 だけどこの議論は前提にちょっと疑問がある。例えば、中国が地方政府への大幅な権限委譲を行ったのは主に80年代の話だ。その頃から中国経済は高い成長率を記録し始めていたが、それは主に繊維製品など安い労働力を利用した加工貿易が中心で、現在のようにものづくりの質の高さが評価されたというわけじゃなかった。

 そして、大前さんが中国のものづくりの実力を見直したという90年代後半は、実は行き過ぎた「地方分権」が批判の対象になり、中央政府が地方に対するマクロコントロールの力を強めようとした時期にあたる。その後中国は、発展の遅れた西部の内陸地域に集中的に財政資金を投下しインフラ建設を行う「西部大開発」という国家プロジェクトを推し進めている。つまり、大前さんが批判してやまない、かつての日本のような「均衡ある国土の発展」の道を歩み始めているともとれるのだ。 

 こういった事実を踏まえれば、現在の中国の現状から「日本も地域が独立してお互いに競争すればうまくいくのだ!」っていう結論を導きだすのはちょっと一面的すぎると思う。そもそも初期条件がぜんぜん違うんだから、「中国が地方分権でうまくいったんだから、日本も地方同士自由に競争させよう」というのは、議論の運び方としてはかなり乱暴なんじゃないだろうか。

今二つ2
本を読んで感じた印象としては、大前氏が欧米と比べ、中国経済・歴史についての学の浅さが目立ちます。(珠江デルタを評価していた部分はその典型とも言えるではないでしょうか)

確かに面白いが…3
現在の中国の様子が、具体的な数字を挙げてわかりやすく書かれている。
経済の詳しい事がわからなくても、特に苦労なく読め、またわかりやすい。
これから中国に関係のある仕事をする可能性がある場合は必読と思われる。

だが、中国と日本を比較する際に、人口比を考えずに比較している所は疑問が残る。

例えば、中国で500万人都市がいくつもできたが日本では100万人都市も出来ていない。などというくだりだ。
中国の人口は日本の12倍。そこを考慮して欲しいと思う事が少なくない。
また、私見が多いため、どうも自分の周囲で起こっている事を中心にして書かれているようにも見えてしまう。

しかし、経済本にしては読みやすく、かつ面白い本だ。