死霊九章
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #516341 / 本
- 発売日: 1995-12
- 版型: 単行本
- 65 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
戦後50年書きつがれた『死霊』。9章完成。
津田安寿子の誕生祝いの席でも、己の思考の中に深く沈潜する三輪与志。そこに亡霊の黒服と青服が出現、大暗黒宇宙の無限大をもとりこむ《虚体》の謎が明かされる。
心の広大無辺性の上を三段跳びし得るのが、近代における世界文学の内実であって、それをさらに超出するのが、現代世界文学の運命である。
内容(「MARC」データベースより)
心の広大無辺性の上を三段飛びし得るのが、近代における世界文学の内実であって、それをさらに超出するのが、現代世界文学の運命である。「死霊」九章「虚体」論。
カスタマーレビュー
虚無「を」書く
最近になって突然友人に「埴谷ユタカってさー、どんな人?死霊って面白いの?」と質問され、うまく答えられなかった自分が悔しい私です。
その時は「えっとねー、虚無。とにかく虚無を書くってことがどんだけ難しいかってことだよ!」と勢いでごまかしましたがうまく説明できませんでした。煉獄の埴谷先生すみません。
おちゃらけなしで真面目に説明すると、「死霊」は虚無に「ついて」書くのでもなく、虚無について書く、ことについて書くのでもなく、虚無そのものを書こうとした唯一の小説といえるかと思います。
生硬な説明ですがそうとしか言えません。大丈夫です、死霊そのものも生硬ですから。ああ、埴谷先生すみません。


