おろおろ草紙
|
| 価格: |
おすすめ度:
商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #1160711 / 本
- 発売日: 1982-01
- 版型: 単行本
- 125 ページ
カスタマーレビュー
恐ろしい内容の本だが他人事ではない
行き倒れの死体を煮て食べるのが同じ人間であり、子供を殺してそれを親が食べるという飢餓地獄が、江戸時代の日本に存在していたことを綴った恐ろしい本だ。だが、昭和の前期にも冷害による東北の飢饉があり、親は娘を売って生き延びた歴史が日本にある。それを宮沢賢治は「雨にも負けず」という詩に書いていて「・・・日照りの時は涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩き・・・」と詠っている。昭和の冷害は軍国主義と結んで戦争に終始したが、平成の不況は侵略を好む安倍内閣を登場させ、金持ちと貧乏人の格差が拡大しているが、これに冷害が加われば天明の大飢饉と同じ状況になる。そして、作家の三浦さんが予想もしなかったにしても、軍国主義の台頭と同胞相食むという弱肉強食で、おろおろ草紙の世相が日本を包むかもしれない。未来を予見するために一読しておくことを薦める。

