ハムレット役者 芥川比呂志エッセイ選 (講談社文芸文庫)
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商品の詳細
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- 発売日: 2007-01-11
- 版型: 文庫
- 355 ページ
カスタマーレビュー
文才は遺伝するんでしょうか。
TBSラジオで毎晩12時少し前に流れる「ラジオブックス」という番組。
講談社の提供で、同社刊行の様々な本を朗読するのだが、
少し前に採り上げられたのが本書。これが、たいへん面白かった。
芥川比呂志(1920〜81)という人が芥川龍之介の長男で俳優、
ということはもちろん知っていたけれども、
この番組で聞くまで、こんなに上手なエッセイストとは不明にして知らず。
父芥川のエピソードはもとより、太宰、三島との交歓、戦中戦後の新劇事情等々、
内容はまさに興味津々、文体は華あり香りあり見せ場(読ませ場?)ありで、
飽きることがない。
丸谷才一編とあるが、文章の選択、並べ方も大変好ましい。お見事。
父のこと
エッセイを読んで、涙した。
父、芥川龍之介が亡くなったのは、著書比呂志が7つのときだった。
龍之介が木に登る映像を見た方は多いのではないのであろうか?
(某書店が夏のキャンペーンCMに使っていたこともあった)
おそらくあの木に、比呂志が父と上る話がある。
しばらくして幼い息子たちを残して死んでしまうが、そこには
自愛に満ち溢れた父親、龍之介の姿が暖かく描かれている。


