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福田恒存文芸論集 (講談社文芸文庫)

福田恒存文芸論集 (講談社文芸文庫)
By 福田 恒存

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  • 発売日: 2004-05
  • 版型: 文庫
  • 355 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
日本近代の特殊性を反映した文学の諸潮流——私小説、左翼文学、さらには風俗小説等——が内包した歪みに対し、鋭い批判を展開した福田恆存。透徹した論理と卓抜なレトリックをもったその批評は、文学史の徹底した見直しを迫ってくる。戦前作から文壇文学を離脱するまでの代表的文芸批評18篇を収録。昭和の論客・福田恆存の批評精神あふれる鮮やかな軌跡がいま甦る。

内容(「BOOK」データベースより)
日本近代の特殊性を反映した文学の諸潮流―私小説、左翼文学、さらには風俗小説等―が内包した歪みに対し、鋭い批判を展開した福田恒存。透徹した論理と卓抜なレトリックをもったその批評は、文学史の徹底した見直しを迫ってくる。戦前作から文壇文学を離脱するまでの代表的文芸批評十八篇を収録。昭和の論客・福田恒存の批評精神あふれる鮮やかな軌跡がいま甦る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
福田 恒存
1912年(大正元年)8月25日、東京市本郷区東片町で誕生。1933年(昭和8年)4月、東京帝国大学文学部英吉利文学科に入学。1936年(昭和11年)東京帝国大学を卒業。1952年(昭和27年)11月、戯曲『龍を撫でた男』刊。同作を文学座により三越劇場にて上演(名古屋公演にて名古屋演劇賞受賞)。1953年(昭和28年)1月、『龍を撫でた男』により第四回読売文学賞受賞。1955年(昭和30年)12月、『シェイクスピア全集』の翻訳により第二回岸田演劇賞受賞。1956年(昭和31年)1月、「ハムレット」の翻訳・演出により第六回芸術選奨文部大臣賞受賞。1961年(昭和36年)1月、『私の国語教室』『批評家の手帖』『常識に還れ』により第一二回読売文学賞受賞。1963年(昭和38年)5月、(財)現代演劇協会を設立し、理事長となる。以降も数々の受賞歴を重ねる。1994年(平成6年)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

戦後文壇闇市に現れた在野の彗星5
 福田恆存といえば、戦後保守主義者の大御所だというイメージが強
いが、デビュー当時は保守主義者というよりも同世代の気持ちを代弁
してくれる兄貴分的存在の文芸評論家だったという事実を知っている
人は福田恆存フアンといえどもあまりいない。
 坪内祐三氏の編纂した福田恆存の文芸評論は福田恆存の業績の中で

は決して主要な論考とはいえないが却って戦後まもない頃同世代のヒ
ーローとしての福田恆存のありのままの姿を浮き彫りにしてくれる。
 今の視点から見れば文芸評論というよりはむしろ思索の告白小説に
近い。
 この本を読んで福田恆存に興味を持たれた方は是非「人間この劇的
なるもの」までの文芸評論を福田恆存全集で通しで一読してもらいたい。

そして読む際に色眼鏡を排してリラックスして軽い気持ちで読んでも
らいたい。
 保守思想、文芸批評理論のあり方以上に、思索劇のスリリングなお
もしろさを実感できること、思索劇を通じての自分なりの邂逅を得る
事間違いなしである。

内容の問題以前1
 これは文芸文庫編集部の問題。
 福田恆存氏が旧かな・旧漢字の擁護者であることは周知の事実のはず。即刻出版当時のかな・漢字に戻して再出版すべきだ。こういう著者の意向を冒涜するような出版のかたちはどうかと思う。猛省して欲しい。
#これは「保田與重郎文芸論集」の場合でも全く同じ。