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そして扉が閉ざされた

そして扉が閉ざされた
By 岡嶋 二人

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  • Amazon.co.jp ランキング: #789969 / 本
  • 発売日: 1987-12
  • 版型: 単行本
  • 319 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
核シェルターの中に閉じ込められた男女4人…3カ月前の事故の真相とは?


カスタマーレビュー

小説の醍醐味!5
個人的にミステリーのみならず読書歴で最大の興奮を味わいました。舞台劇の息詰まるようなドキドキ感があります。特に後半のどんでん返しの連続! ディスカッションの中で、少しずつ真相が分かってくる面白さ。だけど分かってくるほどに、「真犯人」は余計分からなくなる。「そういうことならこの人も容疑から外れる・・・。犯人対象がいなくなる・・・」と不安になってくるのですが・・・その真相はまったく予想外だったので「驚愕」しました。分かってみるとずいぶんあからさまな伏線で・・。とにかくオススメします!!

岡嶋二人の実力を再認識4
核シェルターに閉じこめられ4人がそれぞれ推理をしていくという本格らしい設定で落ちはそこしかないだろうという落ちなのですが、非常に巧く扱ってると思います。
 ゲーム的な話なので読みやすい反面感情移入できないのが難点と言えば難点なのですが、この系列のものが好きな人は楽しめると思います。

岡嶋二人の後期傑作三作の一作5

富豪の奔放な一人娘が、不審な事故で死亡してから三ヶ月。

事故の直前まで彼女と一緒に居た四人の男女が、彼女の母
親によって、地下にある核シェルターに閉じ込められてしまう。

そこのトイレの壁には、死んだ娘と事故車の写真が貼られていて、
その上に「お前たちが殺した」と赤ペンキで殴り書きがされていた。


四人は、脱出を試みつつ、事件の真相について議論を重ねていくが……。


現在の話に、時折、三ヶ月前の過去の回想が挿入されるというカットバックの構成が
採られ、四人が事件について議論を重ねることによって、少しずつ三ヶ月前の記憶が
甦り、真相を究明するためのデータが揃っていくという展開となっています。


それぞれに自分は無実だと主張して譲らない四人は、ともすると感情的になり、なかなか
冷静に議論しないのですが、それでも彼らの証言を客観的に検討し、総合していくと、彼ら
以外に犯人はあり得ないのにも関わらず、彼らの中の誰も犯人の要件を満たさないという
奇妙な矛盾が浮かび上がってくることになります。


もちろん、そこには欺瞞が隠されているのですが、それに最後まで気づけなかった主人公
を見舞う痛恨の真相は、極めて残酷。何といっても彼は、その「出発点」から間違えていた
のですから。


四人の人間関係の力学によって作り出される「偽の解決」も真相と
拮抗した優れたもので、ミスリードとして、十二分に機能しています。