華麗なる誘拐 (講談社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #76688 / 本
- 発売日: 1995-03
- 版型: 文庫
- 410 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
新宿超高層ビル街の喫茶店で若いカップルが殺された。シュガーポットに入れられた毒物による無差別殺人の始まりだった。事件の三日前、蒼き獅子たち(ブルーライオンズ)と名乗る男から首相公邸にかかってきた怪電話が現実のものとなったのだ。「日本国民一億二千万人を誘拐した。五千億円を支払え」大胆な着想の本格長編推理。
カスタマーレビュー
事件が大胆で奇抜
日本人全員を誘拐したという、一見狂言としか思われない犯人。しかし、それが偉く論理的にせつめいされ、ちゃんと誘拐事件になりたってしまっている。そして法外なまでの身代金額。
設定も奇抜だし、ものすごい大掛かりだ。結局犯人がわは政府が身代金を払わないからと、人質をどんどん殺していく。それは結局、国内で起こる無差別殺人と変わらない。このじたいをどうするのか?天才の金髪・左文字探偵が伴侶とともに戦いを挑んだ!!いちばんすごいとおもったのは、身代金の受け渡し方法。そして天狗になった犯人の弱点を巧みに突いて、解決にありついた左文字の行動だろう。これは読ませるポ!!
壮大なスケール
鉄道モノ専門と言うイメージが定着している西村だが、以前は様々なジャンルのミステリを手がけていた。本書は、西村が今の路線に移行する、執筆活動期間中期に書かれた「左文字探偵」シリーズである社会はミステリだ。
「日本国民を全員誘拐した」というのはすなわち「無差別殺人」を繰り広げる犯人の宣戦布告。まず、この描写が面白い。なるほど、たしかに無差別殺人は誘拐という犯人にイニシアチブが与えられる行為と同意だ。一人二人と殺されていく中、左文字夫婦が推理し犯人に迫っていく。この夫婦のやり取りがなんとも楽しい。壮大なスケールで始まるものの、真相は意外に小粒なものなのだが、スリリングな展開などでなかなか楽しめる一作となっている。





