夜中の薔薇 (講談社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #42225 / 本
- 発売日: 1984-01
- 版型: 文庫
- 260 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
気にいった手袋が見つからなくて、風邪をひくまでやせ我慢を通した22の冬以来、“いまだに何かを探している”……(「手袋をさがす」)。爽やかな自己主張を貫いた半生を率直に語り、平凡な人々の人生を優しい眼差しで掬いあげる名エッセイの数々。突然の死の後も読者を魅了してやまぬ著者最後のエッセイ集。
カスタマーレビュー
あたたかく寄り添う
ある雑誌のアーカイブスで「手袋をさがす」が載っており
話に感銘を受けて、本が欲しくなりあちこち探し回って
見つけたのがこの本です。
「手袋をさがす」の後に載っている「時計なんか恐くない」は
気が急いているくせに、思うように行かず回り道の多い私には
優しく温かい言葉でした。
自分を認められたような嬉しい気持ちになり、
この本が、私にとって折に触れて読み返す一冊となったのです。
届かない人
平易である。親しみがある。凛としている。
この人の文章である。
小説も読んだが、このエッセイに惚れている。
何度写してもものにできない。
細やかである。あたたかである。カラッと晴れている。
この人の視線である。
心に残るのは「手袋をさがす」。
「手袋をさがし続ける」女性であろうと決めた
潔さと悲しみが胸に迫ってくる。
今もNHKのニュースで聞いた訃報を忘れない。
歩みを止めた作家にはまだ届きそうにない。
男性の優しさを学ぶ。
後半の男性鑑賞法の項目が楽しめます。
向田邦子さんの人を観るあたたかくて鋭い視点が痛快です。
この本の最後の話がとても好きです。菊地寛の‘女を斬るな狐を斬れ’という短編がとりあげられています。
男のやさしさについて触れたものですが、女のやさしさについても考えさせられます。
彼女のほとんどの本を読んでいますが、エッセイを読み返すたびに、まだまだ学ぶ事が沢山あるなあ、といつも感動します。





