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マジックミラー (講談社ノベルス)

マジックミラー (講談社ノベルス)
By 有栖川 有栖

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  • Amazon.co.jp ランキング: #830717 / 本
  • 発売日: 1990-04
  • 版型: 新書
  • 278 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
犯人は双子の兄弟に違いない! しかし滋賀県の余呉湖畔で女が殺された時、夫である兄は博多に、弟は酒田にいたという鉄壁のアリバイ。そして第2の殺人。被害者は兄弟のどちらかだが、死体には頭と手首がない! 犯人が創造した空前の大トリック。縦横無尽に張り巡らされた伏線がラストで1つになるこの快感!

内容(「BOOK」データベースより)
犯人は双子の兄弟に違いない。しかし滋賀県の余呉湖畔で殺された時、夫である兄は博多に、弟は酒田にいたという鉄壁のアリバイ。そして第二の殺人。被害者は兄弟のどちらかだが、死体には頭と手首がない。犯人が創造した空前の大トリック。縦横無尽に張り巡らされた伏線がラストで一つになるこの快感。

著者紹介
昭和34年4月26日大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。在学中は「同志社大学推理小説研究会」に所属。仲間に、サントリーミステリー大賞読者賞を受賞した黒崎緑、現在とんでもない本格推理でデビューを果さんと鋭意執筆中の白峰良介氏がいる。処女作『月光ゲーム』第2作『孤島パズル』(東京創元社刊)は本格ミステリマニアの絶大な支持を得ている。講談社ノベルス初登場、新本格推理にたのもしい仲間が加わりました。


カスタマーレビュー

「アリバイ講義」は必見5
あくまで私の管見の限りですが、新本格の流れにおいて、公共交通機関の時刻表を
利用したトリックが用いられたミステリというのは、ほぼ皆無なのではないでしょうか。

本作は、その数少ない作例であると同時に、著者らしい
抒情性や稚気も加味された秀作となっています。


事件は、二つ。


時刻表の間隙を縫うように鉄壁のアリバイを成立させた事件。

そして、その事件の容疑者と見なされていた双子の片割れが、
頭と手首を切断され、殺害された事件です。


前者の事件では、双子の入れ替えが疑われるのですが、駅から回収された
切符には、証言通り、利用した方の指紋しか検出されません。

このアリバイを、いかに崩していくかが焦点となります。


後者では《双子の首無し死体》という、ミステリにおける入れ替えの
定番のモチーフが出てくるのですが、事はそう単純ではありません。


被害者の、双子という属性を最大限に利用して作られたアリバイ――。


頭と手首を切断しなければならなかった必然性には唸らされました。