自我の構図 (講談社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #639486 / 本
- 発売日: 1982-04
- 版型: 文庫
- 254 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
愛も許しも献身も、ついに自己本位のものでしかないのか。美貌の人妻美枝子への傾斜が、なぜ自分に苦しい境涯をしいるのか、慎一郎にはわからなかった。美枝子の夫でかれの絵の師藤島の嫉妬、そして起った衝撃的な事件。傷つけ合わねば生きてゆけぬ人間同士の姿を見つめ、鋭い問いを投げかける問題長編。
カスタマーレビュー
人間の罪
ひたすら人間の罪深さについて書かれています。この小説に出てくる登場人物たちはみな世間一般的にみたら罪などおかしていない、誠実に生きていそうな人たち。が、そんな人たちでさえ、これだけ罪深いのだということを悟らされます。読んだ後ちょっと暗い気分になりますが、人間の本質を考えてみたい人はどうぞ。
もっと評価されていい作品!
もっと評価されていい作品だと思います。
主人公の慎一郎は、友人でもあり絵の師匠でもある藤島とデッサンに出掛けます。そこで、思わぬ藤島が謎の死を遂げます。他殺か、自殺か、それとも不慮の事故か。
警察に疑われ、遺族には「殺人者」呼ばわりされ、精神的に追い込まれる慎一郎を救うのは、なんと藤島の妻、美枝子であった。この事件をきっかけに急接近するふたり。一方で、心とは裏腹な態度をするふたり。
この物語で、慎一郎のまわりに3人の女性が登場します。彼の妻、同居する姪、美枝子です。3人の中でいちばんの理解者であるはずの妻が、慎一郎を疑い、精神的に追い込みます。「いちばん支えてほしいときに、妻はこうも冷たくあたるのか」と悩み苦しむ慎一郎。結末を知るまで一気に読んでしまいました。
前半はサスペンスもの、途中から愛憎劇に変わり、ふたつのジャンルを一度に読める作品です。





