ヨーロッパ爆撃戦記―WW2 (歴史群像シリーズ 歴史群像アーカイブ VOL. 8)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #234626 / 本
- 発売日: 2009-04
- 版型: 単行本
- 127 ページ
カスタマーレビュー
ヨーロッパ戦線での英米の航空作戦のいくつかを詳細に紹介
ソードフィッシュ、ランカスター、モスキトー(木製)、B-17、B-24。イギリス軍とアメリカ軍のこれら5つの航空機が本書の主役である。
前半では、それぞれの特徴や誕生の経緯、長所・短所などが、カラーページでかなり詳細に紹介されている。
後半では、これらの軍用機を用いて行われた主な作戦について紹介してある。
・損害を受けながらも護衛機が届かない範囲を果敢に昼間爆撃した第8航空軍の活躍。
・防御に劣るイギリス軍機が多用した夜間爆撃作戦。
・大損害と引き換えにドイツの工業地帯を支えた巨大ダム2つを破壊した「チャスタイズ」作戦。
・179機中翌日稼動できたのは33機のみという凄まじい損失と引き換えに行われたルーマニア油田地帯への攻撃。
・ナチスの著名戦争技術者や科学者が最新秘密兵器を研究していた施設を急襲した「ハイドラ作戦」。
・処刑寸前のフランスのレジスタンス達の脱獄を空から助けた「ジェリコー作戦」。
・トールボーイ爆弾の凄さとテルピッツの撃沈作戦。
・低速複葉機ながらも利便性に優れ重宝がられたソードフィッシュの善戦。
一方、それを迎え撃つドイツ側では、突撃飛行隊「シュトルムボック」の奮戦に一章が当てられている。また、ドイツ軍のカミカゼ作戦「エルベ特攻隊」についても20行くらいだが触れてある。
この本は、単なる航空兵器の解説本ではなく、ヨーロッパの最前線で命を懸けて奮闘した戦士達の記録でもある。その結果、薄いながら、かなり詳細で充実した内容になっている。読みごたえがあった。
空戦マニア必読の一冊
じつに読ませる戦記。まるでライアンやアンブローズなど欧米の一流戦史家の著作を読んでいるようだ。筆者は筆力に優れているだけではなく、空に生きる男達への熱い思いが随所に強く感じられる。最近は戦略や戦術、スペックや数字といった箇条書きの情報を接続詞でつないだような文章の本が多いので、本書を読みこなせない人もいるかもしれない。だが、まず一回読みとおして流麗に綴られる物語を楽しみ、改めて情報を拾いながら読み直すと情報の多さに驚かされる。このへんも、筆者は欧米の著名な戦史家の真似をしているのかもしれない。戦記として楽しみ、情報ベースとしても利用できる優良書だ。
色んな本から、爆撃機に関する資料を集合
「ドイツ本土防空戦 (欧州戦史シリーズ (Vol.19))」や
「戦略戦術兵器事典 (4) (歴史群像グラフィック戦史シリーズ) 」などからの
図説類を全て集め、説明も付け加えてくれている嬉しい資料です。
ダムバスターで使った特殊な照準機、ノルデン照準機のイラスト、プロエスティ油田の
超低空爆撃と対空砲の関係などの情報が欲しかったので買いました。
爆撃機中心ではなく、各爆撃作戦を順次取り上げると云う内容になっているので、
ビジュアル的な爆撃機の資料を求めている人には合わないかもしれません。
私のお薦めはモスキートによるアミアン刑務所のピンポイント爆撃と、
ティルピッツを葬ったトールボーイ。
チャンネルダッシュのソードフィッシュは哀し過ぎです...




