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「私」であるための憲法前文

「私」であるための憲法前文
By 大塚 英志

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  • Amazon.co.jp ランキング: #713349 / 本
  • 発売日: 2003-04
  • 版型: 単行本
  • 410 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
10代がつくる理想の日本

選挙権を持たない10代の少年少女、約120人が自分の言葉で書き上げた未来を託せる日本の姿。

内容(「BOOK」データベースより)
日本の中学生。ドイツやアメリカで暮らす日本人中高生。定時制高校の生徒たち…123人の10代が描いた123通りの、私の憲法前文。

内容(「MARC」データベースより)
日本の中学生、ドイツやアメリカで暮らす日本人中高生、定時制高校の生徒達…。選挙権を持たない10代の123人が自分の言葉で書き上げた、123通りの憲法前文。2002年刊「私たちが書く憲法前文」の姉妹版。


カスタマーレビュー

穢れを知らない少年・少女の主張4
現代の少年・少女の主張が詩で表されています。

ここにある表現は全てきれいごとであり、大人になるにつれ私たちは政治・差別・戦争といった問題はそれだけでは決して解決できないことを自然に擦り込まれていくのですが、無くしてしまった当時の価値観を振り返ることができました。

自分ひとりで世界を変えられると思っていた少年時代。現実はそんな甘いものではなかったのですが、時折この本を手にして、そうした価値観を忘れないようにしなければと思いました。

「私」になるための言葉の力5
2003年に編まれた本を、久しぶりに読み返した。本、といっても詩集のような・・・。

10代の中高生が英語の原文をもとに日本語で書いた、憲法前文

なぜだろう、その言葉の中には、ほんとうに詩を読むようなときにふっと胸が熱くなるような言葉が
いくつもちりばめられていて、なんだか、「あぁ、やられたなぁ〜」と、いう気持ちになった。

大塚氏は、サブカル、オタク、etc.あやしげなものを、いくつも学問的に位置づけて
よくも悪しくも、風変りな人だけれど、その「人」をフラットに、とらえる力には感服する。

この本、つまり憲法前文を書いてみようという企画を編み出したこと
そのものにも、感服するわけだけれど、本書のあとがきに書かれた文章には、
子どもたちへの敬意に基づいた、期待と、希望と、未来を託したい想いが
つまっていて、それはもう、本当に涙があふれてしまった。

〜話し合いで解決できる社会が成熟した社会、本当ならばそれを目指したい
 そのためには、言葉の力を自分のものにしていくことが必要だ、と。

 寄せられた憲法前文から、子どもたちがたしかに言葉の力を持っている、
 それを見の内から出たものとして、社会をきづき、社会と対峙する力となる、


というようなことが書かれていて、この人の「言葉」への想いと、
次世代のとらえ方とに、不意を突かれて、心をわしづかみにされてしまいました。

2003年の本だけど、ちっとも古くない。
むしろ、今、もう一度、深く社会に根差した問題について、
「自分の言葉で語る・・・・」ことに、チャレンジできる機会を作り出したい。