商品の詳細
聖戦ヴァンデ〈下〉

聖戦ヴァンデ〈下〉
By 藤本 ひとみ

価格:

この商品は、このストアからは購入できません。
クリックしてAmazonでの購入オプションを見る


13 新品/中古商品価格 ¥ 1

おすすめ度:

商品の詳細

  • Amazon.co.jp ランキング: #424758 / 本
  • 発売日: 1997-03
  • 版型: 単行本
  • 264 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
行軍10万を率いるアンリ21歳、迎え討つ公安委員会代理ジュリアン19歳、そして西部方面軍最高責任者ニコラ25歳。3人は激突を回避できるか。

内容(「MARC」データベースより)
フランス革命から4年後、フランス国内最大の内戦が勃発した。行軍10万人、公安委員会代理、西部方面軍最高責任者の取った行動とは。暗躍する派閥と価値観の激動に翻弄される若者たちを描いた書き下ろし。


カスタマーレビュー

多くの主人公が登場します。5
フランス革命は単なる王統派と革命派との争いではなく、革命派内での紛争や分裂等の繰り返しもあり、目まぐるしく主導権が移るため実に理解しにくいものです。この本は革命派で恐怖政治を実行したロベスピエールに心酔するジュリアンと王党派で後にカトリック王党派の最高司令官となるアンリ、そしてアンリの元部下でありながら革命派に属し指揮を執るニコラなど多くの主人公が登場します。それぞれの運命を背負い生きていく3人の若者の運命がどのように絡み合いどのような結末を迎えるのか、ハラハラドキドキの繰り返しです。フランス革命に興味がある人はもちろん、フランス革命をほとんど知らない人にもフランスにこのような悲惨な時代があったことを知ることもできるため、この本をお勧めします。

まさに映画の感動!5
もちろん上巻から読み進めて欲しい事は言うまでもありませんが、とにかく引き込まれます。フランス革命に関する歴史の知識うんぬんは要りません。読むそばから映像が頭に勝手に湧き起こり、居ながらにして長編ムービーの世界を堪能できる事間違いなし!

遂にやったぞ!藤本ひとみ!5
 藤本ひとみといえば、コバルト文庫をはじめとしたライト系から出発し、
それでいて深みがありシリアスなストーリー展開が面白さをかもしだしていた。プラス、あま~い恋愛絵巻描写がお得意な作家としての個人的見方もありました。しかし、ついにこの作品でストイックな「歴史絵巻」が書ける作家だったということを証明してもらった。
 正直いうと、藤本さんの本は『ハプスブルグの宝剣』や『ブルボンの封印』
など読ませてもらっていたのだけど、そのどれもが、少女趣味からやっぱり
抜け出せないのかなあ、と思えるような文体・内容でちょっと敬遠してたんだよね。
 けれど、この物語は題材・構成・人物・文体全てにおいて重厚感があり、
まさに歴史大河ドラマといったかんじで◎です!!

 なんといっても、アンリ・ドゥ・ラ・ジョシュラクランの
「ノーブレス・オブリージュ」ぶりに惚れまスた!
 若くて美男で、根っからの高潔なー貴族ーとしての
精神と行動を自らに課し、その名誉と誇りを“維持し続ける”彼の姿は、
「ヴァンデ戦争」において何ら見返りを与えられないことによって、
ひときわ印象的です。
 上巻の口絵に登場するアンリの肖像画の美しきこと!
 その美貌と気質の豪胆さから「大天使」と呼ばれたそうですが、
頷けます。
 21歳という若さなのに、自らの義務と信じる正義から決して逃げない!
いやあ、私は彼に惚れました!

 と、ともに、ヴァンデの叛乱に参加した(せざるをえなくなった)
中級の青年貴族たちの「実直さ」にも感銘を受けます。
 一部物語の演出であることはわかっていますが、決してフランスの貴族
=すべてが傲慢で不遜でいやあな連中、というイメージ
ではないことを教えてくれます。
 「ブルボン王朝」という寄る辺を失い、
剣をとって戦い「散らなければならなかった」彼らの生き様こそ、
一番の悲劇かもしれません。