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警察官の現場―ノンキャリ警察官という生き方 (角川oneテーマ21)

警察官の現場―ノンキャリ警察官という生き方 (角川oneテーマ21)
By 犀川 博正

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  • 発売日: 2002-12
  • 版型: 新書
  • 207 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
誰も知らない警察裏事情とは?

ノンキャリア刑事として、31年間見つめつづけた、警察の素顔。点数ノルマ、過酷な労働条件、不当な評価システム、身内のかばいあい…虚無的、閉鎖的状況で、次第に警察官達の志が腐敗してを行く様をドキュメン

内容(「BOOK」データベースより)
自浄作用の及ばぬ密室体質、情報の独占、身内同士のかばい合い…本書は、警察のみならず「組織」の中に埋没し、時として自らの羅針盤を見失いがちな現代社会に警鐘を鳴らす衝撃の一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
犀川 博正
1947年東京生まれ。元警視庁警部補。都立立川高校卒業。1年間の警察学校生活を経て、三鷹、高井戸、碑文谷、池上の各警察署に勤務。在職中は10年間にわたる公安係をはじめ、交番・パトカー勤務、警ら、交通係、留置係、暴走族取締りなどを歴任。97年調布警察署の地域係を最後に中途退職。勤続31年。現在は市民オンブズマン「警察見張番」をベースに警察評論家として活動。2001年にはTBS「ニュースの森」、日本テレビ「ザ・ワイド」、テレビ朝日「たけしのTVタックル」などの番組に出演し、警察の体質とりわけ点数主義について問題を提起(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

警察官の世界4
この本では、警察官の生きる世界について、著者の実直な感想や思いが

かかれている。

交通に配属された著者が白バイ隊員のブーツにあこがれて、警察署内で

ふつうの警察官の制服に白バイ隊員のブーツを履いて過ごしていた

というギャグのような話から、警察社会の事なかれ主義や点数主義への

疑問など様々な内容が盛り込まれている。格好をつけない物書きをする

著者への好感が持てる一冊であると思う。

警視庁の元警察官の回顧録・体験談4
警視庁に長年勤めた元警察官が自分の経験とその中で考えたことをつらつらと述べた本.賛美や告発の本ではない(賛美や告発も入っているが).踊る大捜査線の世界感を実体験をもとに具体的に生々しく綴った回顧録だと思えばよかろう.

思想面はあまり表に出ておらず,著者が現場中心のノンキャリア警官として体験したことや考えたことが書かれている.具体的には,役所体質に染まり自ら行なった犯罪,自ら目撃者となった警察による凶悪犯罪,現場の面白さ,一般の人に理解を求めたい内部事情,狂った体質の下で自腹をきって立派な仕事をした話,無能以外の何者でもない警官が大きく出世して害を及ぼす仕組みなど.書かれている範囲は広く,読みものとしてなかなかよい.

まあまあおもしろいが・・・・・4
 著者は、警察署勤務のノンキャリア警察官として、交番、公安、交通、留置係などに従事し、現在は、市民オンブズマン「警察見張番」で活動しているとのことである。
 本書は、その警察署時代の経験を、淡々と記述したものである。やや自慢げな部分もみえるが、私にとっては「鼻につく」というほどではなかった。
 語り口はまずまず軽妙で、すらすら読むことができ、まあまあおもしろい。警察官の現場の雰囲気がよく描けていると思う。

 しかしその反面では、どの話も中途半端な感じが否めない。
 公安警察への従事経験でも核心が書かれているわけではない。また、ビール券を総務課がプールして使っている話や勤務評定のいい加減さのエピソードも尻切れトンボである。暴走族の取り締まりの話も盛り上がったところで他部署に異動になってしまう。「それからどうなった」と思わず言ってしまいたくなる。
 「警察見張番」の活動にかかわるようになった経緯も本書では読み取れない。
 
 さらに、著者の経験談なので、ほとんどのエピソードは「昔話」ともいえる時代のもの。

 総じて言えば、警察官の現場の雰囲気を伝える軽い読み物であり、警察のあるべき姿を提言するようなシリアスな本ではありません。
 そう割り切って読めば、まずまず楽しめる本だと思います。