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フライ,ダディ,フライ (角川文庫)

フライ,ダディ,フライ (角川文庫)
By 金城 一紀

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  • 発売日: 2009-04-25
  • 版型: 文庫
  • 246 ページ

エディターレビュー

内容紹介
おっさん、空を飛んでみたくはないか? --鈴木一、47歳。平凡なサラリーマン。大切なものをとりもどす、最高の夏休み!

内容(「BOOK」データベースより)
鈴木一、47歳。いたって平凡なサラリーマン。ただし家族を守るためならスーパーマンになれるはずだった。そう信じていた。あの日が訪れるまでは―。一人娘を不良高校生に傷つけられ、刃物を手に復讐に向かった先で鈴木さんが出会ったのは―ザ・ゾンビーズの面々だった!脆くも崩れてしまった世界の中ではたして鈴木さんは大切なものを取り戻せるのか。ひと夏の冒険譚がいま始まりを告げる。

著者について
1968年生まれ。『GO』の直木賞受賞。他の著書に『レボリューションNo.3』『SPEED』『対話篇』『映画篇』


カスタマーレビュー

お父さんはカッコいい!5
レヴォリューションNo.3に続く、ザ・ゾンビーズシリーズ第2弾。
大切な一人娘が暴行された、ださいおっさん鈴木一のひと夏の冒険譚。

「恐怖の向こう側にあるものを見たくねえのかよ」
「勝つのは簡単だよ。問題は勝ちの向こう側にあるものだ」
「大切なものを守りたいんだろ?おっさん」

現おっさんといつかおっさんになる全ての男の子たちに読んで欲しい本。
もちろん現ムスメと昔はムスメだった全ての女性にも読んで欲しい。

読んでるうちに自然に顔が緩んでくる。
何度かは声を出して笑ってしまった。

テンポよく進み、読みやすく、楽しい。
GOもそうだけど、やっぱり次の作品を読みたくなった。
大満足。

 人間はいつからでも変われる!5
 7月9日から9月1日までの、平凡なサラリーマン、47歳の「ひと夏の冒険譚」。これはこの年齢の人たちに読んでもらいたいという本だった。高校生にやられ、高校生に励まされるという、おじさんの友情、熱血物語なのだ。著者が恐らく映画好きなのだろう、時に『灰とダイヤモンド』、『燃えよドラゴン』、『ロッキー』といった映画に触れており、それらへのオマージュともなっている。

 主人公のおじさんを助ける高校生は、北海道、沖縄、在日というそれぞれの出身をすぐに分からせるような名前で、特に在日の生徒は自分の中の有り余ったエネルギーを上手に昇華させている。おじさんが最後に成し遂げたことは、彼らの助けなしには到底成しえないものだったし、こういう物語はやはり若いパワーがないと成り立たない。それに自分には起こり得なくても、高校生の頃、という誰しにも蘇る何ともいえない特別な時期を重ね合わせると、さもありなんという気がして、この物語をほほえましく捉えることが出来る。

 いろんな意味で、人は見かけじゃ分からないもんだ、と当作品でも感じ入る。

この作品も面白かった!!4
金城一紀さんの作品はいつも元気を分けてもらえるものばかりですが、この作品も期待どおりでした。本をあまり読まない私も一気に読み切るほど退屈のしない内容でした。金城さんのファンならば必読です。