ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #10225 / 本
- 発売日: 2006-05-23
- 版型: 文庫
- 493 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
立ちはだかる困難を前に、ワタルの願いは叶うのか? 大感動のフィナーレ!
勇者の剣の鍔に収めるべき5つの宝玉を獲得しながら、ミーナやキ・キーマと「運命の塔」をめざすワタル。ミツルの行方と幻界の未来は? 大感動のフィナーレ。
内容(「BOOK」データベースより)
天空を翔るファイアドラゴン、ジョゾの背に乗って北の帝国に向かうワタルたち。目指すは皇都ソレブリアにそびえる運命の塔。が、うちつづく闘いに傷つき、命を失う仲間もあらわれ…。ミツルとの死闘を制し、ワタルは女神と出会うことができるのか?現世の幸福と幻界の未来。最後に選ぶべきワタルのほんとうの願いとは―。運命に挑んだ少年の壮大なる旅を描いて、勇気と感動の涙をもたらす記念碑的超大作、ついに完結!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮部 みゆき
1960年、東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞、92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を、99年には『理由』で直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
良かった!
この作者さんの本を読むのはこれが初めてです。
とても長い作品ですが、波に乗れば一気に読みきることの出来る作品だと思います。
描写が丁寧なので文が長くなっています。
でも、その分しっかりキャラクターの心理状況が伝わってきます。
終盤は、やはり泣いてしまいました。
主人公はとても良い判断をしたと思います。
長いですが、お勧めの作品です。
勇気の物語は大人にだって必要だ
朝日が昇るまで読んでしまった。で、眠れなくなった。
10歳の男の子の勇気(ブレイブ)の物語。
簡単に言えばファンタジー。
幻界(ビジョン)とよばれるロールプレイングゲームのような世界にわけあって入り込み、
目標に向かって旅をしていくなかで、成長して大人になっていくお話。
そこは差別や貧富の差、南北分断、宗教戦争…どこか現実の世界と似通った世界で、やさしさも憎しみも充満している。
そんなファンタジー、子どもが読むもんでしょ、ってかたずけてしまえばかたずけてしまえるんだけど。
かたずけられないから朝まで寝ずに読んでしまったわけで。
昔の童話のように、王子さまがやってきて、お姫さまを助け、めでたしめでたしとはいかないのだ。
主人公の男の子が、自分の弱さや、人を恨んだり妬んだりする心とも向き合っていかなくては物語が進まない。
仲間が傷ついたり、死んでしまったり、つらいことがどんどん起こる。
RPGのように教会で復活させてはくれない。
現世での自分の運命を変えるため、命をかけた旅をしながら、自分とも他人とも目をそらさず向き合っていかなくてはいけない。
なんと過酷な旅なんだろう。
大人なら、自分なら無理だ。
読んでいて、心が痛くなった。
お話の結末は予想どおり、少年が旅を経て成長して…というお決まりなのは読む前からなんとなくわかっていた。
なんたって「勇気の物語」なんだから。
ただ、後半ぐいぐいとこのお話にひっぱられたのは、「勇気の物語」はこどもだけではなく、
大人にだって、今だって必要なんだとわかったから。
RPGのように、ゲーマー(読者)によって、結末は同じでも違う物語になるのかもしれない。
この本を主人公と同じ小学生のころに読み、大人になってから読み返してみたかった、とかなわぬ思いを馳せてみる。
「不完全を受け入れる勇気」を感じた
ファンタジーの話というのは基本的に善悪の立場がはっきりと分かれる書かれ方が多いが、この作品では、亘のやさしい部分とは別に、闇の部分、弱い部分、亘自身が、認めたくないような醜い部分が丁寧に描かれていた。(映画ではかなり省略されていたけど)だからこそ、最後の女神との対話にて、「幸せも不幸もある、この不完全な運命を自分は受け入れる」と言う決心が説得力のあるものになった。 解説にて「甘くは無い、けれど、やさしさをわすれない」と書かれていたが、正にその通りだと感じた。確かに話は長いけれども、すばらしい作品なので、ぜひ読んでほしいと思う。





