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ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)
By 岩井 志麻子

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  • 発売日: 2002-07
  • 版型: 文庫
  • 211 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞受賞作、待望の文庫化!

岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。間引き専業の産婆を母にもち、生まれた時から赤ん坊を殺す手伝いをしていた彼女の人生は、血と汚辱にまみれた地獄道だった…。

内容(「BOOK」データベースより)
―教えたら旦那さんほんまに寝られんようになる。…この先ずっとな。時は明治。岡山の遊郭で醜い女郎が寝つかれぬ客にぽつり、ぽつりと語り始めた身の上話。残酷で孤独な彼女の人生には、ある秘密が隠されていた…。岡山地方の方言で「とても、怖い」という意の表題作ほか三篇。文学界に新境地を切り拓き、日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞を受賞した怪奇文学の新古典。

内容(「MARC」データベースより)
血と汚辱にまみれた地獄道…。今宵、女郎が語り明かす驚愕の寝物語。「ぼっけえ、きょうてえ」とは、岡山地方の方言で「とても、怖い」の意。第6回日本ホラー小説大賞受賞作の表題作ほか3編を収録。


カスタマーレビュー

人間ホラー4
怖い。何が怖いって、異界の世界のものが怖いのではない。
生きている人間が怖いのだ。
怪物や姿形の無いものに恐れおののくホラーを期待している方にとっては、
これはある意味期待はずれかも知れない。
だけれど、殺しても殺しても這い上がってくる化け物を描写される以上の
恐怖を感じるのだ。

と同時に、人間の業の深さに何だか泣きたくなってしまった。

本当の恐さとは?5
最近聞く事の少なくなった「方言」その方言で昔話を語るかのように恐い話を続ける遊女。淡々と話を続ける遊女。その遊女の口を借りて「何者」かが話をしている・・・そんな不思議な雰囲気のなかで繰り広げられる話。読んでいて「恐い」というよりも「悲しい」話が続きますが一転して恐い話に変わります。最後の遊女の一言に思わず鳥肌が立ちました。

ほんまにきょうてえで!5
私は生まれてから24才まで岡山の寒村で過ごしました。実家は今も岡山です。岡山の昔の遊郭のあった場所も知っています。…最初におさめられた、タイトルと同一の「ぼっけえ、きょうてえ」は、遊廓を舞台とした実話のようで怖い物語です。著者が、「もう岡山には戻れん」というのも分かります。