受精 (角川文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #87299 / 本
- 発売日: 2001-09
- 版型: 文庫
- 728 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
生命倫理を問う医学サスペンスの金字塔。比類なき愛と生命の物語。
不慮の事故で恋人は逝ってしまった。失意の底で舞子が見出した一筋の光明。それは、あの人の恋人を宿すことだった。すべてを捨て舞子はブラジルの港町、サルヴァドールへと旅だったが…。比類なき愛と生命の物語
内容(「BOOK」データベースより)
恋人を交通事故で失って以来、北園舞子には、見るもの触れるものすべてが無意味に感じられた。悲しみは赤く焼けた炭火のようにいつまでも残った。舞子はかつて2人で訪れた蛾眉山に登り、そこで出会った外国人の老僧から、「恋人は生きている、彼の子供を生みたくないか」ともちかけられる。その言葉は、“生ける屍”同然となった舞子にとって、天恵以外の何物でもなかった。舞子は老僧に導かれ、ブラジルの港町サルヴァドールへと旅立つ。死んだ恋人の子供を身ごもるために…。押し寄せる感動。衝撃のラスト!比類なき愛と生命の物語。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
帚木 蓬生
1947年、福岡県生まれ。東大仏文卒業後、TBS勤務ののち、九大医学部卒業。現在、精神科医。93年、『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞受賞、95年、『閉鎖病棟』で山本周五郎賞受賞、97年、『逃亡』で柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
最初に読む本としてはオススメできません
帚木氏の本を最初に手にしようとする方には、この本をオススメできません。何冊か読んで帚木氏の世界にハマった方には「え?」と思えるような内容だと思います。ちょっと物たりない気もします……。
作品の登場人物の「出産」に対する執着には同じ女性として「????」と思うような部分もありますが、不妊症に悩む女性の気持ちとして考えるとこの執着心も納得できます。
帚木氏の本を最初に読むなら「閉鎖病棟」「臓器農場」をオススメします。特に「閉鎖病棟」は超がつくほどにオススメ!
生殖 について かんがえる ほん
帚木氏のファンとしては物足りなさを感じたことは否めないのですが、
登場人物たちの出産に対する異様なまでの執着は狂気さえも孕んでおり、見方を少し変えるとそれは、不妊に心痛める親たちの悲痛なこころの闇を映し出しているようでとても恐ろしく感じました。
作中では愛する人を失った悲しみを癒すために子を産みたがる女性が描かれていますが、普通であれば憐憫の情を禁じえないこのような心理を増幅し、読み手に狂気として感じさせる著者の巧みな描写に一読の価値はあると思われます。
わたしはこの本から「子を産むということは、相手を愛している(愛していた)ということを証明するためだけではない」というあたりまえのことを改めて教えられました。
お勧めできない。
帚木蓬生ファンとして期待した水準に達しておらず残念。
ディティールは上手いが、大きな枠組みの仕掛けで不満が残る。
途中から嫌な予感がし、そのままのエンディングを迎える。
詳しく語れないのが残念。
帚木蓬生の読んでいない作品が他にある方には、おすすめできません。




