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マンゴー・レイン (角川文庫)

マンゴー・レイン (角川文庫)
By 馳 星周

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  • 発売日: 2005-03
  • 版型: 文庫
  • 647 ページ

エディターレビュー

出版社 / 著者からの内容紹介
神の都バンコクで出会った男と女の行き着く果ては−−
タイ生まれの日本人、十河将人は、バンコクで偶然再会した幼馴染みから、中国人の女をシンガポールに連れ出す仕事を請け負った。だがその女と接触してから、何者が将人をつけ狙うようになる−−。

内容(「BOOK」データベースより)
タイ生まれの日本人、十河将人。彼はバンコクで再会した幼馴染から、中国人の女をシンガポールに連れ出す仕事を引き受ける。法外な報酬に、簡単な仕事。おいしい話の筈だった。だが、その女と接触した途端、何者かの襲撃を受け始める。どうやら女が持つ仏像に秘密が隠されているらしい―。張り巡らされた無数の罠、交錯する愛憎。神の都バンコクで出会った男と女の行き着く果ては。至高のアジアン・ノワール。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
馳 星周
1965年、北海道生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。96年、『不夜城』でデビュー。翌年、同作品で第18回吉川英治文学新人賞を、98年、『鎮魂歌―不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞を、99年、『漂流街』で第1回大薮春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

うーん、評価が分かれるなぁ3
この、☆三つは、評価が難しくってとりあえず真ん中にした、と思ってください。

馳星周は大好きで、とにかく著作が手に入るのが楽しみで読んでいる。
物語の舞台も、当初の東京(渋谷、新宿などの繁華街)のチンピラ話しから、中国人、ブラジル人など日本の繁華街などに住む外人社会を扱い、更にバンクーバ等外国のあぶれもんの社会に広がったていく。
どれもこれも、自分の用の普通の勤め人には全く見知らぬ社会で、新鮮で、怖い。

共通するのは、怖さ。それも、いわゆる暴力的な怖さだけではなく、人間というものの持つサガの怖さ。どうしようもなく救いようのない人間のもろさ、危うさ。
それが、馳の持つ小説のキーだと思う。
だから、そう、読後救いようのない気分になることはしょっちゅうだった。
そうなんだなぁ。
だから、この終わりもあり何だろうけど。

なんつうか。やっぱ、どこにも救いようのないのは、どうだかなぁ。
いんやぁ。ちょっと、これは、なんちゅうか。僕的には、なし、やなぁ。
でも、また読んでしまうんよなぁ。馳星周。困ったヒトだなぁ。

代表作なんてとんでもない2
先ほど読了しました。本の好みは人によって様々だと思いますが「不夜城」のレベルを期待して読んだ私にとって、久しぶりに読むことに苦痛を覚える1冊で、446p読むのに2週間以上を要してしまいました。内容は、登場人物の名前と、場所がタイに変わっただけで、他の小説とあまり差異を感じません。何の本を読んでいるのか混乱してしまいそうです。同一の作者が書く以上、ある程度のワンパターンを否定するつもりはありませんが、この程度の内容では・・・。ストーリー展開はもちろん、人物・バンコクの描写に、深みが感じられません。本の帯には「新たな代表作」と書いてありますが、この本を代表作というのは作者にも「不夜城」にも失礼です。本当は星1つにしたいところですが「不夜城」の作家に敬意を表し星2つにしておきます。

マンゴーレイン5
初めて著者の作品を読ませていただきました。冒頭のバンコクではなくクルンテープというくだりからぐんぐん引き込まれて行き、いかにも自分がただ中にいるかのようでした。レビューの中には安易な地理的表現とか言われてますけどそれ以上の地理的名称が必要でしょうか?充分に街中が脳裏に蘇って来ます。それに天使の都の表の顔と現存する裏のバンコックの顔を少しでも見た者には震えを押さえざる事が出来ませんでした。最高の作品です!