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黒い家 (角川ホラー文庫)

黒い家 (角川ホラー文庫)
By 貴志 祐介

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  • Amazon.co.jp ランキング: #7177 / 本
  • 発売日: 1998-12
  • 版型: 文庫
  • 392 ページ

エディターレビュー

出版社/著者からの内容紹介
人はここまで悪になりきれるのか? 人間存在の深部を襲う戦慄の恐怖。巨大なモラルの崩壊に直面する日本。黒い家は来たるべき破局の予兆なのか。人間心理の恐ろしさを極限まで描いたノンストップ巨編。

内容(「BOOK」データベースより)
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

内容(「MARC」データベースより)
時代の生み落とした悪鬼が列島を震撼させた。巨大なモラルの崩壊に直面する日本。黒い家は来るべき破局の予兆なのか。人間心理の恐ろしさを極限まで描いたノンストップ巨編。


カスタマーレビュー

まさに傑作。5
『文章に緩急を付けるのが非常に上手い。』
それがこの作品に感じた最初の感想。
緊迫したシーンではジェットコースターのような疾走を見せ、
落ち着いた場面では緩やかに流す。
簡単なようで非常に難しいことだと思う。
そして、読者は緩急の流れに乗るうちに自然と惹き込まれ、
いつのまにか脱出することは出来なくなっているのだ。

加えて、卓抜な心理・状況描写。
迫り来る恐怖、一刻を争う緊迫感、それらを精緻な表現で書き出していく。
その臨場感は同ジャンルの他小説と比較しても比類無い。

まさにサイコホラーの傑作と言って良い作品だろう。

上手い・・・5
まるで手が届くかのように感じられる表現。
そこに、有るかのような恐怖。
読み進めるほどに、引き付けられる展開。

お勧めなので、よく人に貸したのですが
評判がなかなか良かったです。
映画は見ていませんが、どうやら小説の方が、断然勝っているようです。
映画を見て小説を読んでいらっしゃらない方は是非!

最後はジェットコースターのように読み進めてドキドキします。
これを読んで、1,2週間は余韻が残って、少々脅えてました。
私にとって、5本の指に入る最高のホラーエンタテインメントです。

震えるほどのホラー5
正直初めはここまで凄まじい作品だとは思いませんでした。
主人公は生命保険の会社に勤務する男性で、そこで生命保険に関わる事件に巻き込まれる話です。
序盤の方は、生命保険に関することとか小難しいこととかが結構書かれてて、欠伸とかしちゃったりするんですが、そこは辛抱です。物語に移入するための下準備だと思って・・・。
で、中盤辺りになると、凄まじい心理描写です。
どうやったらこういう人間を描写出来るのだろう?そう思わせるものでした。
まさに醜く、残酷な人間。
この辺りからページをめくる速さが変わってくると思います。
ラストの主人公のシーンはもうたまりません。
ここまで描写が上手くて、表現の仕方もうまく、読者を感情移入させ、ハラハラさせる。
こんなに凄まじい作品は久しぶりでした。

初めは少し描写が残酷で、気分が悪くなる、そういう人には向いてないかもしれません。
しかし、少しぐらいなら・・・っていう人には是非是非このホラーの真髄を味わって欲しいです。