双頭の蛇 (角川ホラー文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #353345 / 本
- 発売日: 2002-01
- 版型: 文庫
- 436 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
その事実を知る者は、この村の一握りの人間のみ。
信州の人里離れた山村・日の本村では、七年に一度の大祭で、12歳以下の少女をひとり生贄として神にささげられていた。その事実を知る者は、この村で神職を司る呪われた一族、神家の一握りの人間のみであった。
カスタマーレビュー
スケールの大きい盲信
他著作にも垣間見られるが、著者は余程古事がお好きな様だ。書き下ろし長編である本書では、ヤマトタケルなどについて数十ページにわたって歴史考証が行われている。その内容は歴史学者によるそれとは趣が異なり、著者は想像力たっぷりに、しかも物語的に考察が加えられているので楽しめる。この長い歴史考証の部分をはさんで場面が一変するが、日の本村が中心舞台となっている事には変わりは無い。日の本村では盲信的集団によって生贄を含む妙な事が行われている。
古事に題材を求めたホラーミステリーであるが、繊細な心理描写が光り、さらに盲信集団の犯罪行為を含む奇行には驚かされる。しかも、その奇行の目的はスケールが大きく、日本および世界を守るためといった妙な使命感にかられている。それはあながち盲信者の奇行として片付けられない、現在の世界情勢も踏まえられていてリアルだ。
本書の読後感はあまり爽やかではない。
むしろモヤモヤとしたものが残るが、色々と考えさせられる。
「蛇神」シリーズ第三弾
前作から登場の喜屋武蛍子の元恋人・伊達は、日の本村に出かけたまま帰ってこない。蛍子が村を訪ねても、彼の消息を知る手がかりはない。しかし、日の本村に対する疑念は深まるばかり。そんな中、七年に一度の大祭の準備は着々と進んでいく。先を読まずにいられないおもしろさは、今回も相変わらずです。『双頭の蛇』は『蛇神』、『翼ある蛇』を読んだ後に読むことをお薦めします。




