龍馬 一、青雲篇 (角川文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #328006 / 本
- 発売日: 2005-04-23
- 版型: 文庫
- 419 ページ
エディターレビュー
出版社 / 著者からの内容紹介
時代を超えて、日本人を魅了し続ける坂本龍馬の実像に迫った力作!
江戸遊学を控えた龍馬は、ジョン万次郎から西洋文明の発達を聞き、到来する激動の予感に胸を弾ませていた。しかし江戸では折しも来航した黒船に屈服する日本の現実を痛感する。土佐に帰った龍馬を思わぬ悲劇が襲う。
内容(「BOOK」データベースより)
土佐郷士の家に生まれた坂本龍馬は、ジョン万次郎からアメリカの文明について聞かされ、まだ見ぬ世界への期待に夢を膨らませていた。嘉永六年、親友の妹と結婚の約束を交わした龍馬は一年間の江戸遊学へと旅立つ。小千葉道場で剣術修行に励む一方、佐久間象山を知るなど見聞を広めるが、折しもペリー率いる黒船が来航し、外国の脅威を目の当たりにする。土佐では、思わぬ悲劇が待ち受けていた。等身大の英雄像に挑む歴史巨篇。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
津本 陽
昭和4年、和歌山県生まれ。東北大学卒業。昭和53年、『深重の海』で第七九回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
龍馬の生き様を史実通りにたどり直す楽しみ
「竜馬がゆく」以来、本格的に坂本龍馬の生涯を描いた小説は久しく登場しなかった。その結果、坂本龍馬の人物造型は対抗馬を持たないまま、司馬遼太郎の描いた龍馬像に同一化している。そして今日の龍馬人気は、ひとえに「竜馬がゆく」によって形成されたものであり、この先も同書は、永遠の青春小説として読み継がれていくことだろう。
さてその国民的ベストセラーに対する本書の立ち位置はと言うと、架空の人物や事件が一切登場しない、史実に忠実な龍馬伝の創造ということになる。作者自身もあるインタビューで「僕は物語を作ることに、あまり興味がなくて、龍馬が実際にどのような動きをしたのかを調べていきました」と述べている位なので、龍馬の生き様を正確にたどり直すことの楽しみを、全五巻の本書を通じてゆっくりと味わい尽くすことができる。
という訳で第一巻の「青雲篇」は、龍馬17歳のある夏の一日から、父・八平が亡くなる21歳の冬までの四年間が描かれており、江戸での剣術修行、黒船騒動などに彩られた眩しいばかりの“青い”龍馬が息づいている。
聞き分けがよく、物分りのよい素直な龍馬
司馬遼太郎作「竜馬がゆく」を読んで、龍馬ファンになり、関連の書籍を読み漁るようになった者です。
通常、龍馬の関連の書籍を読むと、不思議と元気で爽快な気分になるものです。
しかし、津本龍馬を5巻まで読み進めてみたのですが、なぜか元気になれませんでした。
津本龍馬の特徴としては、やたら聞き分けがよく、人からの指示に従って動く能動的な人物として描かれることでしょうか(特に前半部分)。
史実と後世に伝わるエピソードより人物像をつむぎだす手法は、司馬先生と大きく変わりがないように思われますが、
どうしてこうも印象が変わってしまったのでしょうか?
それは、きっと筆者が英雄・スターとして語られる龍馬に違和感のようなものを感じ、きっともっと普通の龍馬を描きたかった
からなのではないかと推測してしまいます。
司馬竜馬と津本龍馬のどちらが実像に近いかは、研究者ではない私には何とも言えません。
が、津本龍馬には人間的魅力をあまり感じることが正直できませんでした。
龍馬愛好家として、司馬龍馬が実像であってほしい、と思わず願ってしまいます。
龍馬について興味を持ち、これから読み始めようという方には、読後の爽快感という点からすると司馬遼太郎先生の「竜馬がゆく」をおすすめしたいと思います。
ディープな龍馬ファンの方で、こういった見方もあるんだと幅を広げたい方は、津本龍馬も読んでみたらいかがでしょうか。
新たな竜馬に期待。。。
知人に薦められ、津本版竜馬を読み始めました。坂本竜馬といえば司馬遼太郎の「竜馬が行く」がとても印象的で、すばらしい作品であるわけですが、なかなかどうして本作品もかなりの力作に仕上がっているようです。津本氏の作品は、大局的(大雑把?)な文体を綴った作品が多いと思うのですが、本作は幕末の新たな歴史の史実に基づき、細かな題、出来事を巧みに作品に投下し、新しい坂本竜馬を描いてくれそうな印象です。




