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青年社長〈上〉 (角川文庫)

青年社長〈上〉 (角川文庫)
By 高杉 良

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  • 発売日: 2002-04
  • 版型: 文庫
  • 423 ページ

エディターレビュー

日経ビジネス
若き起業家の生きざまを描く
本書は「居食屋 和民」チェーンを統括するワタミフードサービスの創業者であり、代表取締役社長である渡邉美樹氏のサクセスストーリーを追ったノンフィクションである。昨年「週刊ダイヤモンド」誌に連載された同名作品に、加筆・修正を加えたもの。

父親が経営する会社の倒産を目の当たりにした時、まだ小学生だった渡邉氏は「大社長になる」と決意した。佐川急便のセールスドライバーで事業資金を貯め、「つぼ八」のフランチャイズ店をはじめ、お好み焼き店「唐変木」やサントリー系の居酒屋「白札屋」を次々と出店する。一時経営は悪化するが、日本製粉の支援、そして居酒屋と食事処を兼ねて「居食屋」と名付けた和民が人気を集めるなど、グループの快進撃が始まった。

ワタミは数年の間に急成長を遂げ、1998年には東証2部に上場を果たす。本書は、その過程を子細に追うと同時に、起業家としての渡邉氏の人間的な魅力を存分に描き出している。

また、これまでは『金融腐蝕列島』など、企業や経済界の暗部をえぐるフィクションで人気の作家高杉良氏が、起業家の前向きな生きざまを実名で描いた珍しい作品としても注目したい。


(日経ビジネス1999/3/29号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介
経済小説の第一人者が描く若き起業家の夢と挑戦。実名サクセスストーリー!

父の会社の倒産、母の病死を乗り越え、幼い頃からの夢だった「社長」になるため、渡邉美樹は不屈の闘志で資金を集め、弱冠24歳にして外食系ビジネスを起ち上げる。順調に軌道に乗ったかに見えたが……。

内容(「BOOK」データベースより)
幼い日、母の死と父の会社の倒産という悲しみを体験した渡辺美樹は、小学校の卒業アルバムに「社長になる」という夢を記した。大学卒業後、経理会社で経理を覚えた渡辺は、「大卒」と罵倒されながらも佐川急便のセールスドライバーとして働き、起業資金を稼いだ。学生時代に創業の夢を誓った仲間たちと、居酒屋「つぼ八」のフランチャイズとして遂に会社設立にまでこぎつける。お好み焼きチェーンの立ち上げ、サントリー、日本製粉との提携というチャンスも訪れるが。急成長を遂げたベンチャー、ワタミフードサービスの成功を実名で描くビジネス小説の傑作。


カスタマーレビュー

読みたいならまずは上巻だけを2
他の方もお書きになられていましたが、美化されている部分もかなりあると思います。
学生時代の取り組みは、自分に照らし合わせてみて、なるほどこれは行動力があるなと思いました。
しかし、奥さんを口説く過程を筆頭にひどく独善的な場面もでてきます。
たとえば、渡辺社長は人に恵まれているなあ、これも本人に魅力があるからだろうと考えさせる節もありますが、スカウトをもちかけた学生時代の同輩に翻意されてしまうと、しょせんその程度の人間だった、と切り捨てるような言い草があるのも気にかかりました。
自分のビジネスも重要ですが、人にはそれぞれの人生や事情があるのですから、信頼し合った仲間にこんな言い方はないだろう、と思いました。
また、幼少のころ母親が死に、父親の会社が倒産し、起業前には佐川のSDと、いかにも苦労人という感じがします。
しかし、父親はその後働き再婚もしているようで、のちの渡辺社長が事業を拡大する際には1000万円出資しています。そもそも、なぜ渡辺社長は健在の父親と暮らさず、祖父母と暮らしていたのでしょう?
また、渡辺社長自身も学生時代に組織の運営をしながら友人とキャンピングカーで日本一周旅行に出たり、ヨーロッパを周遊したりしていたようですが、旅行の金はどうやって捻出したのでしょう?

突っ込みどころのある美談が多い気がして、すんなり共感することはできませんでした。
小説というよりは渡辺社長の伝記という色が強いです。
ああ、こんな人なんだと知るにはよいかもしれませんが、小説としてはあまりお勧めはできません。

美化しすぎ、真実が書かれていない1
私はワタミの社長を知ってはいますが、尊敬していませんでした。自分の知らない間にどんな事をしたのか等々を知りたく読みました。美化しすぎです。自分は大和のつぼ八にてあの社長の下働いていました。人件費を削る為人を削減し、休憩時間すら取れない時が多い、22時〜5時まで休憩なしと言う事も多く、週末は当然でした。それ以外にも仕事は当然5時までなのに、お客様は5時までいるのに、タイムカードはあの社長が勝手に3時とか4時に押す、社員でなく、バイトで働いた時間の給与も貰えない。喧嘩して辞めた奴には最後の給与も難癖つけて支給しない。その影で本の中にある、利益は出たがこれでいいのか、社会に貢献する、、、ふざけるなと言いたい。あの人の言い方で言うと「夢に日付を、、、その為には他人の犠牲は最大限利用する」これが真実である。

小説の質とこの社長の事1
小説としての出来はあまりよくない。この作者、金融腐蝕列島以外は内容が薄い。
金融〜にしても経済小説というより島耕作系の話として楽しめる、という感じですが。
この作者、実在の人をモデルにした小説を書くと、思い入れが強すぎるのか思い込みが激しすぎるのか小説としてのバランスを著しく欠く事が多い気がします。
それからモデルになっている社長に関してですが、もともと光り輝くこの人には深く陰惨な闇があるんだろうな、と想像していたのですが、この本を読んで予想通りでした。
いるんですよね、他人が自分に無私で奉仕するのが当たり前と考える、というかそんな事すら意識しない人が。
奥さんとの結婚話もドン引きでした。大人の世界においてラブレターで離婚を決める女性っているんですかねぇ。色々あったんでしょうか。