ちっちゃなかみさん 新装版 (角川文庫)
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商品の詳細
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- 発売日: 2008-09-25
- 版型: 文庫
- 369 ページ
エディターレビュー
内容紹介
向島で三代続いた料理屋の一人娘・お京も二十歳、数々の縁談が舞い込むが、心に決めた相手がいた。相手はかつぎ豆腐売りの信吉。驚く親たちだったが、なんと信吉から断ってきて・・・。豊かな江戸人情を描く作品集。
内容(「BOOK」データベースより)
向島で三代続く料理屋・笹屋の一人娘、お京もこの正月で20歳になった。しっかり者の看板娘として店をきりもりし、今や親が手を出すすきもない。舞い込む縁談を断り、親の反対を押し切って選んだ相手はかつぎ豆腐売りの信吉だったが、あっさり断られてしまう…。しっかり者の女たち、それゆえに悲しくもおかしい。平岩作品の醍醐味、豊かな江戸人情を描いた珠玉と呼ぶにふさわしい10編を収録。文字が大きく読みやすい新装版。
著者について
1932年東京・代々木八幡神社の娘として生まれる。日本女子大卒業後、戸川幸夫、長谷川伸に師事。59年『鏨師』で直木賞受賞。様々なジャンルを手がけるが、「御宿かわせみ」シリーズで特に時代小説での人気を集める。91年『花影の花』で吉川英治文学賞受賞。98年菊池寛賞受賞。
カスタマーレビュー
思わずホロリとさせられる初期の短編集
収録作品は以下の10編。
ちっちゃなかみさん(昭和40年)
邪魔っけ(昭和39年)
お比佐とよめさん(昭和40年)
親なし子なし(昭和44年)
なんでも八文(昭和46年)
かみなり(昭和41年)
猩々乱(昭和36年)
遺り櫛(昭和35年)
赤絵獅子(昭和37年)
女ぶり(昭和44年)
前半5編は江戸下町の人情もの、後半5編は芸事もので構成しています。前半の5編はどれも情感溢れる掌編で思わずホロリと泣かされると思います。タイトルとなった「ちっちゃなかみさん」もよいですが、「親なし子なし」に感じ入りました。後半の5編は著者初期によく取り上げられた芸人・職人の話で、一転して緻密で締まった文体で語られます。特に「猩々乱」は男性的な作風でとても若い女性が書いたとは思えない出来で驚きます。全10編は30〜50ページの短編ながらストーリーの仕立てが巧くしかも読みやすい作品集です。




