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江戸の娘 (角川文庫)

江戸の娘 (角川文庫)
By 平岩 弓枝

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  • 発売日: 2008-01-25
  • 版型: 文庫
  • 328 ページ

エディターレビュー

内容(「BOOK」データベースより)
花の季節、花見客で賑わう乗合船で起こった強盗騒ぎで、若い娘が機転を利かせ、強盗を川に投げ込んだ。人々がはやし立てる中、「女のくせに見苦しい」と嘲笑した侍に腹を立てた娘。だが、旗本の次男坊と料亭の蔵前小町はやがて恋に落ちた。時は幕末、時代の波が二人を飲み込んでいく…。「御宿かわせみ」シリーズの原点ともいうべき表題作をはじめ、平岩文学の原型を凝縮した七編を収録する短編集。文字が大きく読みやすい新装版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
平岩 弓枝
1932年、東京生まれ。日本女子大国文科卒。小説家を志し、戸川幸夫、長谷川伸に師事。59年、「鏨師」で第41回直木賞受賞。91年、『花影の花』で第25回吉川英治文学賞を受賞し、98年、第46回菊池寛賞を受賞。時代小説から現代小説まで幅広く手がけ、テレビドラマや芝居の脚本などでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


カスタマーレビュー

初期の時代小説短編7編4
収録作品は以下の通り。
狂歌師(昭和34年)
絵島の恋(昭和46年)
日野富子(昭和44年)
鬼盗夜ばなし(昭和33年)
出島阿蘭陀屋敷(昭和40年)
奏者斬り(昭和33年)
江戸の娘(昭和50年)
このうち最も初期の「鬼盗夜ばなし」と「奏者斬り」は著者26歳の時の作品である。若干20代にして読ませる作品となっている。特に「奏者斬り」は、藤沢周平のような作風で武士道を描いた作品で、とても20代の女性作家が書いた作品とは思えない。「絵島の恋」は、絵島生島事件を題材にとって、普通一般とは異なる視点で描いていて興味深い。「出島阿蘭陀屋敷」は、出島でオランダ人相手の遊女と黒人奴隷との美しいラブストーリーで、エンディングが印象的。表題作「江戸の娘」は、この中では最も後の作品で、こちらは町娘と旗本の若様との恋愛を描いている。平岩弓枝のいろいろな面を楽しめる短編集となっている。