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イタリア幻想曲―貴賓室の怪人2 (角川文庫 う 1-59)

イタリア幻想曲―貴賓室の怪人2 (角川文庫 う 1-59)
By 内田 康夫

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  • 発売日: 2007-10
  • 版型: 文庫
  • 381 ページ

カスタマーレビュー

珍しい海外物4
浅見光彦シリーズの中では数少ない、海外が舞台となったもの。
兄の浅見陽一郎が若い頃に旅をしたイタリアの田舎町が舞台になっていて
その頃から、今回の事件は起きるべくして起きた・・・といった感じで
時間もスケールも大きなものになっています。
また、前回の「貴賓室の怪人」で疑問のままに終わっていた部分が
最後の最後に種明かしされるのも楽しみです。

2000年の壮大なスケール!5
キリスト処刑の時代から、ルネッサンス、そして新左翼運動の激しかった時代を経て現代へ。
2000年の時間、そして日本とイタリアという空間を舞台にした物凄い作品です。
著者は海外を舞台にするのが苦手だ、とどこかで書いていましたが、どうしてどうして、結構やるじゃないですか。「ダ・ヴィンチ・コード」にも匹敵するスケールですが、この作品の連載のほうが先なのにはびっくりでした。
イタリアはトスカーナの知られざる土地をめぐる旅情もたっぷり堪能できました。

イタリア好きなら読むべし5
失礼ながら、あまりイタリアのことをご存じないと思っていた内田氏ですが、イタリア好きの私でも「へえー」と思わせる話が入っておりちょっと驚きました。ミモザの花が鮮やかな「女性の日」、ダムに水没した村の物語、美術品修復の実際など、イタリアがふんだんに語られます。
事件としては、光彦の兄・陽一郎の若き日と新左翼運動の関わりが重要なポイントになるのですが、世代の近い私としてはちょっと切ない思いがこみ上げてきました。