ルンルンを買っておうちに帰ろう (角川文庫 (6272))
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #159413 / 本
- 発売日: 1985-11
- 版型: 文庫
- 238 ページ
エディターレビュー
出版社/著者からの内容紹介
私はこの本の最初の二、三ページ、いや二、三行をちょっと読んで、いや眺めてみるつもりで開いてみて、止められなくなって、一時間あまりで読んでしまったのである。(高橋睦郎【解説】より)
カスタマーレビュー
林真理子の原点エッセイ
林真理子が世に出てきたのは、このエッセイ集がきっかけだったと思います。
今では珍しくないけど、当時、ここまで赤裸々に自分のことを
語った女性のエッセイはありませんでした。
スキキライをはっきり言い、自分を飾らない語り口は今読んでも痛快です。
最近の文芸ものしか読んでない読者は、ちょっとびっくりしてしまうかも
しれませんが、林真理子の原点の作品としてぜひ読んで欲しいです。
元祖ルンルン
林真理子といえばan・anの『美女入門』という方、ちょっと待って欲しい。
確かにあれは面白い。雑誌本体はちっとも面白くないのに見事である。「アンアンを後ろから開かせる女」の異名をとるのも頷ける。
だが、今の林真理子はすべてこの『ルンルンを買っておうちに帰ろう』からはじまっている。著作のなかの、林真理子が書く「ヒガミ、ネタミ、ソネミ」(本人談)・・・それは多くの女の中にぼんやりとではあるが確実に存在していたものだ。林真理子はそれを正直にさらけ出して書いた。であるからこそ、この『ルンルン』は圧倒的な支持を受け、結果ベストセラーとなった。そして林真理子は一躍有名になり、今の『美女入門』に至る。
もちろん、『ルンルン』が売れたのは単なる「暴露本」だからというだけではない。それはのち林真理子が小説を書き、それが評価されたことからもわかる。最近の粗製な暴露本とは一味も二味も違うのだ。さすがは「ルンルニスト」(「解説」より)林真理子である。
ルンルニスト林真理子の、元祖ルンルンをお試しあれ。
バッシングされ続けた事も今は…。
80年代初頭に、このエッセイで一躍有名になった林真理子は、ブランド至上主義の小説「なんとなくクリスタル」を書いた田中康夫とともに、マスコミにバッシングされ続けた作家でした。それは、まだマスコミの力が今より圧倒的に強かった頃で、はたから見ていても、おふたりとも気の毒なくらいでした。その林さんが今では、直木賞、芥川賞の選考委員をつとめるぐらい、小説やそのちょっとハイソな生き方のエッセイが支持されたのだと思います。また、「なんクリ」を書いた田中康夫が、後年知事を務めることになろうとは、誰が予想したでしょう。当時としては、あけすけな林さんのこの本はベストセラーとなり、後続として「林真理子の友人」という触れ込みで、やはりエッセイでデビューしたのが中野翠でした。今新聞連載されている「下流の宴」で、わたしは初めて林さんの小説を読んでいます。毎日、複雑な思いを抱えながらも、楽しみにしています。





