命ある限り (角川文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #435785 / 本
- 発売日: 1999-06
- 版型: 文庫
- 279 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
旭川で小さな雑貨店を切り盛りしていた一人の主婦が、新聞の懸賞小説に当選するや、生活の激変を体験する。次々に寄せられる祝福、巨額の賞金に対する周囲の様々な反応、多くの仕事の依頼、次作への重圧…。しかし、こうした体験を経てもなお変わることがなかったのは、信仰に対する深い思いと、献身的な愛を惜しまない夫への感謝の気持、そして人生の本質を静かに見つめる曇りのないまなざしだった。病との絶え間ない闘いなど、起伏に富んだデビューからの道のりを振りかえりながら、生きることの意味を問う、愛と感動の自伝長編。
カスタマーレビュー
信仰という通奏低音
『草のうた』、『石ころのうた』、『道ありき』、『この土の器をも』に続く自伝です。
聖書や信仰的表現はそう頻繁には出ませんけれども、全編を通じて流れている基底音はまさに三浦さんの信仰、また周囲の人の支えとでも言うべきものでしょう。信仰とは何か、生きるとは何かを問われているように読みながら感じました。
解説を評論家の高野斗志美氏が書いておられますが、この書物が文学的にどのような位置づけにあるのかというものではなく、三浦綾子という人がどういう人であったのかという、あまり解説らしくないほっとする文章です。これも合わせてお読みください。
ファンの人には面白く読める本
『氷点』が懸賞小説に入選して作家生活に入ってからの最初の約十年間の自伝。ファンの人には面白く読めると思う。
著者の属する教会の教会堂新築の際、オイルショックのため必要経費が高騰し新築は不可能に思われたが、
「金を勘定する前に、自分の信仰を顧みること。人間の行為は、先ず始める前に神に問うことである。自分の理屈で考えず、聖書の言葉に従って神の前にひざまずくことである」(251頁)
と気づき心に平安が与えられたくだりは特に良かった。
他にも、佐古純一郎の「忙しいという字は、心を亡ぼすと書く」(152頁)やオーガスチンの「信仰の極意は、一に謙遜、二にも謙遜」(270頁)という言葉が引用されているが、いずれも考えさせられるもの。





