小公子 (偕成社文庫)
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #126657 / 本
- 発売日: 1987-09
- 版型: 単行本
- 339 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
最愛の母とはなればなれになり祖父ドリンコート伯爵とくらすことになった少年セドリック。地上に舞いおりた天使のようなセドリックの愛らしい姿はかたくなな老伯爵の気持ちをしだいにあたたかくかえていくのだが…。読みつがれてきた“世界の名作”を完訳でおくります。
カスタマーレビュー
大人にとって理想的な子ども、では?
母親の愛情によってセドリックは優しくて純真な子どもになっています。
また祖父の莫大な財産によってセドリックは名若君になっています。
名若君にとって母愛(母親の愛情)と祖父の富は切り離せないものです。
両者がなかったとしたら、セドリックは子どもとしての「操」を保てられたでしょうか。
疑問を抱きながら本書を読みました。
細部の描写や敬語が珍しかった
解説を読んで、戦前の良家の子女が読んだものとわかり、腑に落ちるところがありました。
昔はさっぱり理解できなかった、筋書きの背景にあるイギリス貴族の暮らしぶり、城や広大な敷地や、先祖たちの絵が並ぶ様子などを、今はハイビジョンの映像で知っているので、細部の描写を確認して満足しました。
子ども時代に、ある程度、この時代の英米のこまごましたことを知ることができると、歴史や文化を理解するのに、糸口になるのではないでしょうか。
日本語訳では、セドリックが敬語を操って、マシュマロのように優雅に感じられます。英語の原文は見たことがないのですが。この優雅さは、今では珍しくて、雰囲気が貴重に思われます。
ただ、無邪気な善意で向かえば、他人も善意で返してくるというようなことは、やはり空想の世界のことでしょう。





