スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943 (朝日文庫)
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商品の詳細
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- 発売日: 2005-07-15
- 版型: 文庫
- 600 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
第二次世界大戦の転換点「スターリングラードの大攻防戦」を描く壮大な戦史ノンフィクション。膨大な資料や個人の手記、書簡、証言などをもとに史実を丹念に読み解き、兵士たちの肉声に触れながら、愚行と冷酷さに彩られた戦いの真の恐怖に迫る。世界23カ国で翻訳されたベストセラーの文庫化。サミュエル・ジョンソン賞ノンフィクション部門、ウルフソン歴史賞、ホーソーンデン賞受賞。
出版社からのコメント
第二次世界大戦の転換点「スターリングラードの大攻防戦」を描く壮大な戦史ノンフィクション。膨大な新資料や個人の手記、書簡、証言などをもとに史実を丹念に読み解き、臨場感あふれる構成で苛酷な現実を再現する。戦場での恐怖、理由のない楽観主義、そして一縷の希望……。兵士たちの肉声に触れながら、愚行と冷酷さに彩られた戦いの真の恐怖に迫る。世界19カ国で翻訳されたベストセラーの文庫化。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ビーヴァー,アントニー
1946年、ロンドン生まれ。ウィンチェスター校とサンドハースト陸軍士官学校で学ぶ。1963年より、第11軽騎兵連隊に所属し、5年間ドイツと英国で服務する。除隊後、パリで小説を発表。小説執筆のかたわら、戦史ノンフィクション作家として頭角を現す。『クレタ―戦いとレジスタンス』(1991)でランシマン賞を、『スターリングラード―運命の攻囲戦1942‐1943』でサミュエル・ジョンソン賞ノンフィクション部門、ウルフソン歴史賞、ホーソーンデン賞を受賞
堀 たほ子
東京生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒。スコリノス法律事務所、ポーランド大使館、産報出版社に勤務した後、翻訳を始める。サイマル・アカデミー翻訳コースで20年にわたり講義を担当したほか、1992年より翻訳グループ「葦の会」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
グイグイ引き込まれる戦史ノンフィクション
第二次世界大戦の転回点となった、スターリングラードの戦いを
克明に描いた本書。
真珠湾攻撃やミッドウェー会戦ならまだしも、最初は
スターリングラードの戦いなんてあまりイメージが湧かないと
思っていたけど、本書はとても読み易いノンフィクションに仕上がってて、
あまり戦史に詳しくない方が読んでも興味深い作品になっていると思います。
淡々とした語り口が逆に戦争の悲惨さを感じさせ、
文章にたくさん引用されている前線の兵士たちの手紙や証言といった
生の声がそれに一役買っています。
単なる戦史ものの枠を超え、戦争が本当に恐ろしいということ、
人が犯してきた愚行の数々など、歴史を振り返る上で色々
考えさせられる内容でした。
ロシア人補助兵
独ソ戦の分岐点となったスターリングラードの戦いを詳細に描いた作品
です。
従来からの資料を纏めた感じで新しい解釈等は有りませんが、驚かされるのは、本来は副次的な目標で有った都市スターリングラードが、ヒトラーとスターリンの思惑により決戦の場と変わっていく事です、その後は、多くの人命の浪費が繰り返されてゆきドイツ第六軍の崩壊、降伏となります。
30万人の捕虜の内、戦後9千人しか祖国ドイツの戻れなかった話は有名ですが、ドイツ兵の中には50,000人ものロシア人補助兵がいた事は知られていませんでした、そしてだれも捕虜になっていない事も。
戦略、戦闘だけでなく、飢えて死んでゆく市民 胴体に爆弾を付けドイツ戦車にぶつかって行くソ連軍用犬の話等読ませる話が多い本です。
戦況を理解できる地図や写真が少なく、広い地域で百万を超える軍隊が戦った状況が分かりずらく何度も読み直す事になりました。
文庫本になって求め易くなりました、お薦めできる本です。
起こるべくして起こる運命の攻防戦
スターリングラード攻防戦と言えば、凄惨な市街戦や独ソ首脳のエゴによる戦い、
あるいは、ソ連軍の狂気のような兵士の使い方、独第6軍の悲劇と言ったことが思い浮かぶだろう。
本書では、徐々にそこに行き着く要因を詳細な取材によって、
バルバロッサ作戦(ソ連侵攻)・ブラウ作戦(1942年夏季攻勢)から遡り、
追っている戦史書である。
独ソの将官・兵士や一般人など様々な証言で組み立てられ、
そこに著者なりの解釈も加わり読み応えのあるものとなっている。
興味深いのは、軍人として評価の高いマンシュタイン元帥についての記述で、
第6軍の悲劇を招いた張本人としても描いている。
スターリングラードは現在ヴォルゴグラードという地名になっているが、
歴史の証人としてこの地名が復活して欲しいものである。





