その印鑑、押してはいけない! 「ハンコください」が招く悲劇
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商品の詳細
- Amazon.co.jp ランキング: #501315 / 本
- 発売日: 2004-08-05
- 版型: 単行本
- 284 ページ
エディターレビュー
内容(「BOOK」データベースより)
知らないうちに預金が引き出され、巨額の借金の保証人にされる。書面に印鑑さえあれば、押したのが本人であろうと別人であろうと、銀行も裁判所も、被害者の声に耳を傾けることはなく、被害者は失意のうちに自己破産、自殺、家族離散へと追い込まれる被害が全国で急増している。100円ショップで買え、5分もあれば印影も偽造できる時代に、「人間」よりも「印鑑」を信用する日本の金融・司法界の古い体質が、諸悪の根源である―本書は「印鑑偏重」が生み出す、深刻な金融被害の実態を追った初めてのノンフィクションである。
内容(「MARC」データベースより)
知らないうちに預金が引き出され、巨額の借金の保証人にされる…。失意のうちに自己破産、自殺、家族離散へと追い込まれる被害が全国で急増している。「印鑑偏重」が生み出す深刻な金融被害の実態を追ったノンフィクション。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
北 健一
1965年広島県生まれ。埼玉大学経済学部中退。地質調査会社、引っ越し会社勤務などを経て、、フリーのジャーナリストに。米海軍の原潜に衝突、沈没させられた水産実習船「えひめ丸」にマグロ水揚げのノルマが課されていたことを告発したルポ「海の学校」で、2003年、週刊金曜日ルポルタージュ大賞優秀賞を受賞。司法改革を市民の目でウォッチする雑誌『カウサ』(日本評論社)の連載「ドキュメント裁判」の取材過程で、大銀行の横暴と被害者を突き放す裁判の実態を知り、『論座』『中央公論』『世界週報』『週刊宝島』『週刊金曜日』『財界展望』で金融問題、金融裁判関連のルポや記事を執筆するようになる。2003年3月、友人の貧乏ライターが武富士から1億1000万円の名誉毀損訴訟を起こされたことをきっかけに『週刊金曜日』誌上で「同時ルポ武富士裁判」を連載開始。この問題にからみ、言論・表現の自由を守る運動にも積極的に関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
銀行は市民の預金を剥奪するハゲタカだ!
印鑑にまつわる金融被害を描くドキュメンタリーである。「通帳盗難」、「第三者保証」、「公正証書」、「私製手形」などを例示し、世界でも稀有な「はんこ文化」の恐ろしさを説く。取り上げた問題は多岐にわたるが、法律的には民法における「準占有者に対する弁済」、「包括根保証の制限」、民事訴訟法における「文書の真正における二重の推定」などについて、詳しく掘り下げて論じている。特に最後の問題は、国会でも議論された消費者運動である「民事訴訟法第228条第4項の廃止」を強く訴える。「はんこ」をめぐる立法や判例は、「相殺における無制限説」など、ことごとく銀行取引の円滑化を最優先にしてきた。しかし、「企業金融」を前提に成立している法理が、近年急激に増加している「個人金融」に妥当しない。私は、それらの論点について、自分の身にも降りかかり得る危険を考えず、単純に判例の結論を記憶していた。形式的な法解釈の危険性に対する警鐘をも含む、意欲作である。自己防衛のため、この本をすべての人に読んで欲しい。
しまった!と後悔する前に
銀行や商工ローン、悪徳商法に騙され、裁判所に突き放されたホットで生々しい実例と、対策だ。知らないうちに巨額の借金を背負っていた。預金が勝手におろされていた……。金融機関はすべて実名で、サスペンスのように読めた。
キーワードは「ハンコ」。融資や連帯保証などの契約書にハンコを押して、「こんなはずでは」と後悔する前に、一度読んでおきたい。取り引きでも裁判でもハンコが万能なのは、80年も前にできた法律のためとか。これだけ被害が出ているのに、なぜ改正が検討されないのだろうか。





